ベートーヴェンに完敗（乾杯） 2023/10/22(日)

　写真は秒で追い出された47番教室の写真。

1.　教授にAdagioを弾かせると最高

こんな言い方は上から目線で嫌なのだけど、
教授のAdagioは最高なんだ。

いつもレッスンでは、心の中で拍手している。

教授のように、じっくりしっとり歌いあげられるようになりたいもんだ。

私の演奏は幼稚で短絡的。

朝の9時から昼の1時まできっちり練習したんだけどなぁ…

レッスンに持っていったのは
ベートーヴェンのピアノソナタ。13番の全楽章。

ファンタジーっぽいソナタ。
一貫した何か、はあるのだけど表面的にコロコロと性格が変わる。とても難しいソナタ。

テクニック的にもかなり危なかったのだけど、
それよりも音楽をまだ理解出来ている実感がない。

音色と動きが手に染み付いてもいない。

教授は何から言えば良いものか…と迷ってらっしゃったが、丁寧に教えてくださった。

細かく細かく、さらに細かくレガートと音を紡いでいく。
焦らずゆっくり聴かせる。
速いテンポで弾いて逃げない。
穏やかで幸せな世界から逃げない。
1から紡ぎあげていく。

1音でも場違いな音が混ざるとファンタジーの世界から、現実に連れ戻されてしまうので、難しい。

この曲は来年の本科の試験に弾きたいくらい。

教授が最後に仰った、
この曲は簡単じゃないよ。笑
という言葉には色々な意味が含まれていそうだ。