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トレーニングで引き締まるとは?

アスリートの方の身体は、鍛えられた大きな筋肉で、とても
かっこいいです。
一方で、トレーニングで体を引き締めましょう!という記事や
動画も良く見かけます。

トレーニングで筋肉に負荷をかけると太く大きくなるのか、
それとも細く引き締まってくるのか
どちらなのでしょうか?

まず、確実なことで言いますと、適切な負荷をかけられた筋肉が
そのせいで細くなることはありません。
細くするなら動かさないのが一番です。
骨折でギプス固定された部位が、完治後細くなったのを見たこと
がある方もいらっしゃるでしょう。

また、以前にも書きましたが、トレーニングで負荷をかけられた
部位の脂肪が優先的に消費されるということも多分ないと思います。

そうすると、トレーニングで体が引き締まるとすれば、それは
「むくみが解消される」ということかと思われます。
エステの業界では「痩身」と呼ばれるものだと思います。

むくみの解消であれば、負荷の有無は関係ありません。目的の筋肉が
できるだけ可動範囲最大に伸び縮みすればよいのです。
わざわざダンベルやマシンを使う必要はないでしょう。
足を少し高い位置に置いて寝るだけでも効果はあると思います。

ただ、もちろん筋肉量が多い方がむくみも取れやすいですし、短時間で
効果を得られやすいと思います。
生きていれば加齢とともに筋肉量は減っていきますから、筋肉量を維持
するということは、少し増やすということと同じ意味です。

「トレーニングで体を引き締める」というよりも、むくみにくい体を
作るために筋肉量を増やすための負荷をかけた方がいいと思います。
可動域をしっかりととることで、その動作自体もむくみ解消に
つながります。

特に足首や肩周辺は、現代社会では可動範囲が狭くなりがちですから、
深くしゃがむ動作や、胸・背中を多方向の種目でトレーニングすると
良いでしょう。

若いときは自分の筋肉量が減るということにピンときませんが、
衰えを実感する前にしっかりと筋肉量を維持(=増やす)することを
おすすめします。

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