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居住地を問わないフルリモート採用を始めて2年。組織と働き方の変化は?

こんにちは、トレタ採用担当の金子です。

2年前の2020年7月、トレタではフルリモート採用を開始しました。

2020年1月以降の新型コロナウイルス感染拡大を機にリモート勤務が定着し、フルリモート勤務でも出社時と変わらないパフォーマンスが発揮できることが実証されたことをきっかけに、居住地を問わずトレタのVISIONに共感してくださる方と一緒に働きたいと思い、フルリモート採用を始めました。

そして2020年9月には、地方在住勤務制度を導入し、既存社員もフルリモート勤務が問題ない職種であれば、地方へ移住することが可能になりました。これまでは本社オフィス(東京都品川区)への通勤を前提にし、社員の居住地を首都圏1都6県としていましたが、その前提もなくしました。

あれから2年の年月が経過し、トレタ組織や働き方の変化がどのようにあったのか、労務チームの協力のもと振り返りレポートを共有します。

その1:地方在住者の採用が増えた

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エンジニア・デザイナーなどの職種は全ポジション、フルリモート採用の対象となっており、ビジネス系の一部職種においてもフルリモート採用を行なっています。全国各地から応募をいただいており、日々の選考ではさまざまな地域の方とお会いしています。

私自身も採用活動をする中で、居住地を問わず応募を募れることは、より優秀な方に会える可能性を高めることだと認識しており、会社にとって大きなメリットであり武器になったと感じています。

結果、2年間で地方在住者の採用は全体の12.5%となりました。

その2:2020年以降に引越した人が増えた

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コロナ禍に原則リモート勤務としたことを機に、トレタでは現在もリモートワークメインの働き方が定着しており、トレタの社員にとって、自宅が住環境≒仕事環境となりました。

その結果、毎日の通勤が必要無くなったことや、より過ごしやすい地域への転居、居住スペースの拡大などを理由に、引っ越した社員が多数いました。地方への引越しは3%とそんなに大きな数字ではありませんが、都心から離れた場所への引越しは14%となっており、オフィスに出社する頻度が低まったことが影響しているのだと思います。

※都心から離れた場所:オフィスまで2時間以上の通勤時間を要する距離

その3:リモートワークメインの働き方が定着した

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トレタでは「違いを尊重する働き方」としてリモートワークor出社を選べる働き方を推奨しており、現在はリモートワークメインの働き方を選ぶ社員が99%となっています。

1都6県在住の社員は、より集中できる環境としてリモートワークor出社を自由に選択することが可能です。ただし、地方在住の社員は、オフィス出社は出張扱いになるため上長の許可が必要となります。また、オフィスに出社することなく勤務する、完全フルリモート勤務も可能です。

過去3ヶ月で実際どのくらいオフィスへ出社しているのか?を調べたところ、過去3ヶ月で一回もオフィス出社していない人が29%、5回以下が48%という結果になりました。

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そのため、普段のコミュニケーションや業務への向き合い方が居住地によって大きく異なるということはなく、居住地問わずリモートワークメインの働き方が定着しています。

社内では、Slackを使ったテキスト主体のコミュニケーションがメインです。またフレックスタイム制度を取り入れており、働く時間帯も人によって違います。

オフィスにいるときのように相手が目の前におらず状況がわからなくても、相手を気遣い、連絡のハードルもなくせるようにという思いから、このようなルールを取り入れています。

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・Slackのプロフィールに勤務時間とメンション可能な時間帯を記載
・Slackのステータスを更新
・離席が長く連絡に対応できないことがある場合は、チームへ事前に共有
・非通知時間の設定を推奨していること
・メンション可能時間は受信のことで対応は勤務時間内に行うこと

その4:トレタの社員が全国各地に住むようになった

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2019年まで社員のほとんどは都心近くに住んでいましたが、2年間で居住地は多様化し、北は茨城から南は鹿児島まで、さまざまな地域から社員が勤務するようになりました。

実家近くに引っ越す社員や、新しく他県で生活を始める社員など理由はさまざまですし、自宅を所有している社員は引っ越しのハードルが高めかもしれませんが、居住地の選択の幅が広がったことは生活の質の向上にも繋がると考えています。

ある社員は、通勤の利便性を考え、東京駅にほど近いエリアのワンルームから神奈川県の郊外に引っ越したそうです。現在はほぼ同じ家賃で部屋数も増えて、仕事部屋と寝室を分けられるようになったと話しています。自然豊かな環境は気分転換にもなるそうです。

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地方在住者の新規採用や既存社員の移住などを経て、今では全体の9.3%となりました。

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先日、労務担当と振り返りを行なっていて、「すごい、もう10人に1人は地方在住なのか!」と初めて事実に気付いたのですが、きっと私たちにとってすごく自然な変化だったからこそ、気づかなかったのだろうと思います。

さいごに

トレタでは、引き続き居住地を問わないフルリモート採用を続けます。

入社後にギャップがないよう、選考プロセスの中で普段の働き方やコミュニケーションについてしっかりとお伝えさせていただいていますのでご安心ください。

フルリモート採用可能な職種は、「フルリモート勤務が可能です」と記載がありますので、各ポジションの詳細からご確認ください。

それでは全国の皆さんからご応募をお待ちしています!

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