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男にも子宮があるってよ!子供も理論上産めないわけではないみたい!

生物学的にいえば、男性と女性は、わずかな遺伝子の違いから生まれています。
男性には、不要とされている乳首が備わっているのも、男と女に分化する前段階で作られるため淘汰されずに残っています。
この分化の前段階で、作られている臓器に子宮も含まれていて、実は男性のお腹の中にも子宮の痕跡が残されています。

それが、前立腺小室という部分で、『男性の子宮』と呼ばれています。
ただこの前立腺小室は、機能的に役に立っているとは言えず、大きさは8〜10mm、開口部は、1〜2mm、広さは、4〜6mmの袋状で、薄っぺらい筋肉と粘膜で、受精卵が入ってこようなら育成途中で破裂してしまうことが容易に想像できます。

機能していないとは言え、ごく稀に18歳未満の青年、特に幼少期に『前立腺小室嚢胞』という疾患を患ってしまう場合があります。
大体が尿路感染症の合併症として生じるようで、2021年の中国の大学病院の症例研究(R)ですが、17歳の男性が、6年間前立腺小室嚢胞に患っていたようなので、若い方は気をつけてください。

前立腺小室(男性の子宮)を使っての妊娠は不可能…機能していないのであれば、男性の妊娠は無理じゃんお思われたと思いますが、実はそうでもないみたいです。

2012年にオーストラリアで、腹部に人工子宮を埋め込んだ男性が妊娠に成功したとして、世界を震撼させました。その後どうなったかは、追えませんでした…

子宮移植の歴史は、2002年に世界で初めて行われ(R)、女性への子宮移植は、2014年にアメリカで初めて成功しています。
ちなみに2020年現在51件の症例(R)がありますが、移植後の合併症もあり、まだまだ課題はあるようです。

現在の科学では、理論上明日にでも男性の妊娠は、可能なようで、子宮移植の候補としてマジであげられている場所が、陰嚢のようです…

いやいや…歩けんだろうというツッコミが起こりそうですが、皮膚と平滑筋でできていて、10ヶ月子供を収納できるほど伸縮するのはここだけだぁーという理由だそうです。もちろん候補のようです。
しかし、女性は後ろ姿の歩き方で妊娠がわかりますが、男性の陰嚢妊娠は車椅子生活しないと胎児にも影響ありそうだなと…
もちろん帝王切開での出産です。

もっといい方法ありそうだけど…と真面目に考え込んでしまった一日でした。

参考図書

参考

文献




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