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初入れ歯です、よろしく

初めて入れ歯を作る人に向けて、
歯科医師の平岩瑛郁氏が記事を書いてくださっている。
これはとても参考になる。

なぜなら今度初めて入れ歯を作ることになったから。

入れ歯なんて恥ずかしいな。
少しずつ高齢者になっていくんだな。
加齢は誰も避けられないが。

口に出して言わないけど
入れ歯の人はたくさんいる。

人ごとでなく自分の話。
微妙な気持ちもあるが、
日々老いに向かう覚悟が必要かと思う。


実は入れ歯に至るまでいろいろと事情もあった。

長い間いろんなことを心や体に溜め込んで
病んでいたらしい。
痛みを歯で噛みしめて辛抱しちゃう性格とか。
つまりは強情なんだろう。

結果だけいうと、いつのまにか下の歯が
ほとんど使えなくなってしまっていた。

毎月診てもらっているクリニックの歯科医も
思いがけず急激に悪化したという。

仕方がないけど、口惜しい。

あまりにも状態がひどくて
大学病院へ紹介される泣泣

歯周炎の悪化で骨髄炎という
おっかない病名がつく。


大学病院にて

1、まずは口腔外科。

2022年7月。
歯科医師からレントゲンを見て
両側とも抜歯ですといわれた。
この歯は早く抜いておかなければ
いけなかった。
10年遅かった、と言われた。
つまり手遅れ。
ほんとなの⁇
毎月クリニックでクリーニングしていたのに?

8月、まず4本一度に抜歯した。
抜くのは簡単なのだった。
麻酔後、10分以内に済んだ。
その後ガリガリと骨を削った。

手術後は体がキツかった。

抜いた4本の歯を見ると
元のおもかげをとどめない
情けない歯で、これが歯?というような
削られた哀れな歯の残骸だ。

永久歯、長い間よく働いてくれたなぁ。
おつかれさまでした。
ありがとう。

永久歯をなくしたのも、それを
大事にしなかった私の責任である。

2、つぎに補てつ科で入れ歯を作ることに。

2023年2月
補てつ科は人気があるらしい。

まずは口腔外科が終わって4ヶ月待ちだった。
辛抱強く待っていたら5ヶ月後にやっと連絡が来た。

初診で補綴科の主治医と学生さんたち。
いよいよ入れ歯を作ってもらうことになる。
長いことお待たせしてすみませんと
言われた。

これから入れ歯の初体験。
どうなるか楽しみ。

長らく待たされたから
ようやく診療が始まってホント嬉しい。

ニコニコして嬉しい、と言ったら
主治医がそれは良かったです。
たいていの患者さんは治療が怖くて
嫌がるんですと。

ここまで進んできたんだもの。
この後どうなるのか、かなり大変そうだけど
楽しみにしている。

早く、噛める歯を入れてくださいね。
よろしくお願いします。

「メガネ屋さんでメガネを作る」
みたいなものかな。
歯が悪いから入れ歯を作るのは。

高齢者って辛いんだな。
歯がうまく噛めないせいで
前より呆けてきたような気がする。
気のせいかなあ。

自分の体に向き合い、老いに向き合うことに
一歩前進。
簡単なことではないかもしれない。

ポジティブに向き合っていきましょう。

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