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【新版】 地道力―目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!

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はじめに
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こんにちは。伊藤 航です。
いつも本の紹介をご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は株式会社アースホールディングス代表取締役である國分  利治 氏の『【新版】 地道力―目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない! 』をご紹介いたします。

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「好きな仕事」の本当の意味

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 「好きな仕事をしているかどうか」というのは、必ずしも今やっている仕事自体が好きか、という意味ではないのです。将来の目標に向かって、今やっている仕事に意味を見いだせているか。自分の目標へ続く道として、日々の仕事を愛することができているか、ということが重要なのです。

とはいえ、中には「自分はそもそも目標がないし、どうすれば目標ができるのかもわからない」という人もいるかと思います。

そういう人には、私は「何か人のためになることを考えなさい」とアドバイスします。身近にいる大切な人のために、いい仕事をすることを考えるのです。例えば、もっと稼いで親を海外旅行に連れて行ってあげたい、という目標でもいいし、子供の学費を稼ぐために収入を増やしたいというのでもいい。尊敬する上司の喜ぶ顔が見たい、そのためにもっと仕事ができるようになりたい、でもいいのです。

人間はなかなか自分自身のためだけには頑張れないものです。また、目標とはあくまでも自己実現のため、自分の成長のためという考えにとらわれ過ぎると、「自分には特にやりたいこともないし・・・・・・」と壁にぶち当たってしまう人もいるでしょう。誰かのために力を尽くして、結果として自分も成長できる、成長すれば自分の持つ可能性にも気づけるし、また新たな目標も見えてくる。そんなイメージを持ってみればいいと思うのです。

目標がない人は、まずは自分の大切な人を思い浮かべてみる。その人のために自分が何をできるかを考えながら働いてみる。それだけで、苦労の意味がまったく変わってくるはずです。

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疲れるのは、仕事が楽しくない証拠

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 私が思うに、「疲れた」という言葉が出るのは、働き過ぎだからではなく、「働かされ過ぎ」だからなのではないでしょうか?

もちろん、ビジネスパーソンの多くは、会社員です。組織に属しているということは、当たり前のことですが、会社の方針や指示に則って仕事をしなければいけません。自分勝手に動くことは、どんなに能力のある人であっても会社員失格です。企業戦士と言われる人たちの中で、自分の思い通りの仕事ができている人など極めて少数派だと思います。では、自分の責任で自由にできる会社の社長にならなければ仕事は楽しめないかというと、絶対にそんなことはありません。

現に、この私も、20代の10年間は「使われる側」にいましたが、仕事にやり甲斐と喜びを感じながら楽しく働いていました。

それは私が、使われる立場ではあっても、「自分の条件の中」で仕事をしていたからです。「自分の条件の中」とは、具体的には、「将来経営者になるための勉強を、今、ここでさせてもらっている」というものです。私には、「なぜ今この会社で働いているの?」に対する答えがちゃんとあったのです。もっと簡単に言えば、自分の目的のために働いているという極めてシンプルな理由があったから、余計なことを考えずに仕事に没頭することができたのです。

「他人の条件の中」で仕事をしているから疲れるし、仕事も楽しくないのです。別に私のように、将来独立することだけが自分の条件ではないと思います。「家族を守るため」だって、立派な目的です。要は、自分の立てた目的を徹底的に自分自身が認識できるかどうかにかかっているのではないでしょうか。会社員であっても目的がちゃんとあれば、必ず相手の土俵を自分の土俵に変えることができると思います。

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成長のエンジンをターボ仕様に変える読書術

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 本はヒントとアイデアの宝庫です。けれども、普段から読書の習慣がない人は、そのことがわかっていません。そもそも、読まないことを「時間がない」ことのせいにするのは、私に言わせれば、まったくの見当違いです。金はなくとも時間があるのが若者の特権なのです。人の何倍も働いて経験値を上げることは言うまでもなく大切なことですが、仕事というのは、突き詰めればそれまでに得た知識やノウハウや経験のアウトプットの時間です。

仕事だけしていたのでは、出し続けていつか頭がガス欠を起こしてしまいます。出した分だけ、使った分だけ、どこかで新しい知識や考え方をインプットする機会を設けなければ、自分を成長させることは出来ません。成功するためには、時間を有効に使わなければなりません。当たり前のことですが、みんなと同じことをしていたら、みんなと同じ程度にしかなれない。

つまり、抜きんでた結果を出すことなどできないということです。人よりも大きな結果を出すためには、自分の成長を速めなければいけません。

自分の成長を加速させてくれるのが本なのです。車で言えば、エンジンをターボ仕様に変えてくれるのが読書なのです。

偉大な創業者の著作がありがたいのは、成功に至る過程があまさず書いてあること。そのプロセスには、必ず2、3回の大きな失敗、挫折経験が含まれています。これを読むことで、いかに挫折と向き合い、それを契機にして成功に至るかを追体験することができるのです。

私が若い人に読書を勧めるのは、読書は時間とお金がかからないからです。もしも、誰かから直接教えを請おうと思えば、時間とお金がかかります。そもそも、会いたい人が会ってくれるかどうかもわかりません。けれども本は1000円程度あれば購入でき、読もうと思えば1日のうちに読み終えられます。成功者の考え方や経験を、もっと言えば、成功者の一生を、1000円と1日で得ることができるのです。これほど安い買い物はありませんし、これほど時間を有効に使えることはないのです。

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おわりに
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今回ご紹介した本書の要点をまとめると以下のようになります。

❶ 「好きな仕事」の本当の意味
「好きな仕事をしているかどうか」というのは、必ずしも今やっている仕事自体が好きか、という意味ではない。将来の目標に向かって、今やっている仕事に意味を見いだせているか。自分の目標へ続く道として、日々の仕事を愛することができているか、ということが重要。
❷ 疲れるのは、仕事が楽しくない証拠
「疲れた」という言葉が出るのは、働き過ぎだからではなく、「働かされ過ぎ」だから。「なぜ今この会社で働いているの?」に対する答えがちゃんとあると仕事に没頭することができる。「自分の条件の中」で仕事をすると楽しくなってくる。
❸ 成長のエンジンをターボ仕様に変える読書術
偉大な創業者の著作がありがたいのは、成功に至る過程があまさず書いてあること。そのプロセスには、必ず2、3回の大きな失敗、挫折経験が含まれている。これを読むことで、いかに挫折と向き合い、それを契機にして成功に至るかを追体験することができる。

※上記文章はPHP研究所『【新版】 地道力―目先の追求だけでは、成功も幸せも得られない!』より一部抜粋しています。


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私は本で世界を変えられると信じています。そして常に既存の考え方とは違う考え方をします。世界を変えるために美しいデザインかつ情報に優れた記事を世に送り出そうと努力するうちに、このような『note』ができあがりました。一緒に世界を変えてみませんか?