2月13日 そういえばミッキーマウス書いたのだれだっけ? →アブ・アイワークス

Wikipedia:ミッキーマウス

ミッキーマウス (Mickey Mouse) は、ウォルト・ディズニーとアブ・アイワークスが生み出し、1928年(昭和3年)11月18日にスクリーンデビューしたアメリカ文化のシンボル的キャラクター。

 そういえばミッキーマウスのデザインを考案した人って誰だっけ? とふと思ったのでメモ。アブ・アイワークスというアニメーターの人だね。憶えようとしてもすぐに忘れちゃうので、ここに書いておこう。

 そうそう、ついでにこれも。

Wikipedia:白雪姫

監督:デイヴィッド・ハンド

 ディズニー映画『白雪姫』の監督は誰なのか? 漠然とウォルト・ディズニーが制作した……という紹介のされ方しかしないけど、ウォルトはプロデューサー。監督はデイヴィッド・ハンド。デイヴィッドは『バンビ』の監督も務めた。
 この辺り、「誰が本当の作者かわからない」というアメリカのコンテンツの性格をよく現しているところだが。

 ミッキーマウスはウォルト1人の創作ではなく、共作だったのよね。後に、ミッキーマウスは権利オバケと揶揄されるくらい取り扱いの厳しいキャラクターになったけれども、その以前に、ウォルトは『オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット』というアニメーションを制作していたが、シリーズの後半はユニバーサル側に権利を持って行かれ(最初からユニバーサル側に権利があった)、制作から外される……という目に遭っている。おそらくはこの体験から、「キャラの権利をがっちり持っておこう」と考えたんじゃないか……と想像している。

 ウォルトは絵が上手いといえば上手いけれども、その周りにいたアニメーターのほうが遥に上手かった。ウォルトの真骨頂はプロデューサーとしての仕事。
 やっぱり発想力が凄い人で、『アリスコメディシリーズ』は1920年代という時代でなんと実写とアニメを合成した作品。その後も世界初のサウンドトラック付きアニメ『蒸気船ウィリー』、世界初のカラー映画にして世界初の長編劇場アニメである『白雪姫』、世界初のテーマパークである『ディズニーランド』。1964年には『オーディオアニマトロニクス』と呼ばれる超リアルなロボットも制作し、この技術は今でもディズニーランドを楽しく彩っている。
 ウォルトの創作物には「世界初」だらけ。ウォルトの作ったものから、呼称が決まったものや、その後の文化史の流れも変わった。ウォルトがいなかったら、日本のアニメ文化もなかったも、というくらいだものね。
 ウォルト・ディズニーは調べれば調べるほど、面白いものが見付かる人物ですよ。

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