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４月２５日　作品制作の資金……どうする？

とらつぐみ

　執筆をいくら頑張っても収入に結びつかないし、そろそろ前のバイトで貯めたお金も底をつく。今後の創作資金をどうやって得よう？

　というわけでアンケートだ

アンケート内容
　　また工場仕事へ
　　絵描き仕事を引き受ける
　　その他

　なぜ工場仕事なのかというと、地域柄、工場の求人が多いため。工場仕事なら、すぐにでも入れるんだ（逆にそれ以外の仕事は本当にない）。田舎特有の事情。

　絵描き仕事は以前にやっていたけれども、本当にしんどくて……。
　スキロッソというサイトで受注していたのだけど、１万円で引き受けて仲介料で３割消えて、さらに源泉徴収でも削られて、残るのが６４００円くらい。しかも私の絵は量産できないタイプ。１枚描くのに４～６日もかかる。６日かかって、収入が６４００円。時給計算したら、どんな仕事よりも安い仕事になる。
　２ヶ月かけて、やっと５万円稼げたけれども、あまりにもしんどくて……。そう、絵描き仕事で得た全収入がたったの５万円なんだ。
　せめて仲介料が安ければ……という話。それで私はEpic GamesがAppleの３割徴収に対して反旗を翻した事件の時、Epic Gamesを熱烈に支持したってわけ。消費者側からすれば「別に３割くらい」って思うかも知れないが、作り手側は３割はキツいんだ。オンラインビジネスの７：３割合は世界標準だけど、この慣例を切り崩す話だったら、私はなんだって支持するよ。（利益はクリエイターに！！）
　そのうえに「運営は本当に３割分の仕事しているのか？」問題。私は最近、AmazonKindle本の点数を増やす、という試みをやっているのだけど、ある時、本の１冊が表示されていない状態になっていた。ブロックされてたんだよね。それでAmazon側にメールを送って状況の説明と問題解消をお願いしたのだけど、「問題ありません」と返ってくる。でも実際には表示されていない。私は何度もAmazon側にメールを送り、数日経ってやっと「今まで自動返信を送っていました。こちら側のエラーです。これから対処します」という感じの返信がかえってきた。問題が解消されるまで１週間ちょっとかかった。あんなテキトーな仕事をされて、３割も徴収されるって、さすがに殿様商売が行き過ぎてないかい？

　賢明に考えると、絵描き仕事よりも最低時給ぎりぎりの工場バイトのほうが稼ぎはいいわけだから、そっちいったほうがいいわけだけど、一日中ひたすら同じ事をし続けるストレスがね……。行く度に「もう二度とやらねー」って思って戻ってくるんだけど。
　一日中同じことをし続ける工場仕事か、それとも月収２万円くらいの絵描き仕事か……どっちも天秤が重すぎて決めかねている。

～翌日～

　おや、アンケート結果が出ている。今朝確認したときには０票だったから、最後の数時間で何人かが票を入れてくれたようだね。ありがたい。結果は……

　工場へ　１票
　絵描き仕事　１票
　その他　１票

　票を入れてくれたのは３人で、みんなそれぞれ違うところに入れた……というわけだ。

１・工場勤務へ。
　一番賢明。ただし、滅茶苦茶しんどい上に、数ヶ月活動不能になる。

２・絵描き仕事
　上に書いたとおり。そもそもまだ私に絵描き仕事を依頼する人がいるのかどうか……。まあ１票入れてくれている人がいるって事は、まだとらつぐみを絵描きとして認識してくれている人が１人いるって話だよね。それはありがたいけれども、でも１人だけなんだよね……。お客さんが１人しかいないんじゃ、仕事として成り立たないよ……。
　絵描き仕事を受注し続けられる確実な方法というのはあって、それは受注価格を安くすること。ココナラというサイトを見ると、やっぱり人気絵師っていうと、みんな受注価格がやたら低くて、２０００円とか３０００円とか。
　さっきも話したとおり、３割ちょっと削られるんで、３０００円で受注しても２０００円以下。どんなに手が早いっていう人でも、カラーイラスト１枚３～５時間かかるはず。頑張っても月収５万円越えないんじゃないかな。ココナラやスキロッソから職業絵描きが生まれることはあり得ないよ。
　この辺り、依頼する側ももうちょっと理解して、「絵描きに相応の生活ができる賃金を払おうぜ」みたいに考えるようになればいいんだけど……。絵描きとかそういう話になると、案外こういうところ見えない人が多いんだよね。ソーシャルゲームの絵師が買いたたかれている問題がどうこう言っている横で、実は普通の人が一番絵師を買いたたいている……ということに気付いて欲しいもんだ。
　前にも書いたとおり、私は１万円でイラストを受け付けていたのだけど、１万円だと６４００円くらいしか入らなくなる。あまりにもきついての１万２０００円に値上げしたら……なんとそれ以来仕事が途絶えてしまった。１ヶ月以上途絶えたので、スキロッソとココナラから撤退した。

３・その他
　その他って……しまった。なにかコメントしてもらうように促せばよかった。具体的に何を提案したかったのかわからない。たぶん、執筆仕事……ということだけど、どこへいけば仕事をもらえるのか……。
　私は毎月結構な分量で文字を書いているけど、１円も生み出せてない。今回のAmazonKindleの点数を増やそう作戦も、書いている文章でもう少し利益出せないか……という思いから始めたことだったけれども、結果は１冊たりとも売れない、というのが結論だった。

　金の悩みは尽きない。創作活動以前に、生活がツライ。せめて生活の問題をどうにか解消できればいいんだけど……。
　金がない状態での創作活動は本当にただただしんどい。前の漫画制作でやったようなことは二度としたくない。あれは死にそうになる。
　本当は作品制作と収入が結びついている状態がベストなんだけど、これが上手くいかない。それをやろうとした漫画はあのザマだったし、小説もやっぱり駄目だったし、執筆も絵も１円も収入を生み出せていない。
　せめてどこか執筆やらせてくれるところがあればいいんだけど……。一応、書いたものを持って就職活動もやってみたのだけど、ものの見事に全滅。どこの企業も相手をしてくれなかった。私の能力って、この世の誰も必要としていないのが現実だ。私一人でやっていくしかない。


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