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6月25日 Windows11に……しません
6月25日、Windowsの新バージョンである「11」が公開された。
Windows11ではタスクバーやスタートメニューなどのインターフェース改善、オンライン会議ソフト「Microsoft Teams」のチャット機能が統合。
重点が置かれているのは、ゲーム用途。サブスクリプションサービスである「Xbox Game Pass」が改善され、クラウドゲームサービスであった「Xbox Cloud Gaming」を統合。高速ストレージAPIである「Direct Storage API」を標準搭載とし、ハイダナミックレンジ(HDR)に非対応のゲームを擬似的なハイダイナミックレンジ表示を可能とする。
これまで以上に「PCをゲーム機にする」という思想に重点が置かれている。Xbox Series Xはさほど売れていないが、今やどこにでもあるPCを全部Xboxとしてしまうことで全体としての勢力を拡大しようという狙いが見えてくる。任天堂やソニーにはできない大胆な戦略だ。
もう一つ、気になるのはAndroidアプリをPC上で利用可能になること。ということは、これまでスマートフォンでしか動かなかったアプリが、PCで動かせる……ということだ。スマートフォンでしかアクセスできないサイトや、使えないツール、そして数々のゲーム……こういったものがPCで使える。
スマートフォンには便利ツールがたくさんあるが、データをメールでPCに送ったりするの面倒くさいなぁ……とはずっと思っていた(わりと時間掛かるし……)。Windows11を入れれば、このPC上ですべての作業ができてしまう。
でも……Windows11にアップデートはいたしません!
話は2015年頃、Microsoftは「Windows10への無償アップデート」と称して半強制的なWindows10へのアップデートを促していた。
ここで、私は「ものは試しだ」とWindows10にアップデートしてみたんだ。すると――いろんなツールが動かなくなってしまった。ペイントソフトやCG制作ツールや文章作成ソフトや……。当たり前だが、出たばかりのWindows10にまだ対応していなかったわけだ。
これじゃ仕事にならんわ~……ってなわけでWindows7に戻したところ、なぜか音楽データがクラッシュ。音楽が聴けなくなってしまった。音楽データはその後、しばらくしたら謎の復帰をしたが。
(たぶん、似たような症状に陥った人がたくさんいたので、Microsoftが修復データを作ったんだと思う)
流行りに乗ってみようと最先端に出てみたところ、周りがぜんぜん追いついてないし、Microsoft自体も万全の準備をしていたわけじゃなかったし、いいことは何もなかった。
で、今回はWindows11だが、出たばっかりなので、仕事に必要な各ツールがすでに対応済み……なわけないので、しばらく見送り。
各ツールが間違いなく「Windows11に対応」と発表した頃にアップデートするのがいいでしょう。急いでWindows11を入れる必要もない。1年後や2年後くらいに、Windows11が当たり前……という状況まで様子見でいいでしょう。
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