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4月6日 ロボット育成プロジェクトというものがあるらしいぞ

雨宮天のてくてくてんちゃん:【雨宮天 研究リーダーに任命!】目指せ、最高のバディ!|天ちゃんのpoiq研究所#1

 雨宮天さんのYouTubeをたまたま見たら、こんな内容だった。こりゃ個人でやっているYouTube番組じゃないなぁ。セットを作って鷲崎健さんも出てくるので、それなりにお金がかかった企画だ。
 出てくるロボットは『ポイック(poiq)』と呼ばれるソニー開発のロボット。

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天ちゃんのpoiq研究所

新型エンタテインメントロボット"poiq"(ポイック)をユーザーと育成する期間限定のプロジェクトを開始

 研究参加費を払ってプロジェクトに参加すると、poiqが自宅に届くのだけど、でもどうやら自分のものになるわけじゃないらしい。あくまでもAIを育てるため、「開発協力」するためのものらしい。
(ということは後で返却? そういうところは書いてないようだけど……。ここでは詳しくはわからない)

 それにしても、どういった技術によるものなのだろうか? 動画を見ていると、ロボット自身が意思を持って言葉を発し、対話をしているように見える。ということは話者の言葉を理解しているということになるが……。AIはまだ「自然会話を理解できない」という話は聞いたけれども、それは克服されたのだろうか。ロボットの音声はどうなっているのだろうか。自然に聞こえるが、言葉の内容もロボット自身で生成しているのだろうか(言葉が私が持っている東北ずん子さんよりもきちんと言葉っぽく喋ってる)。それとも「会話しているように見せているだけ」なのだろうか……。
 ふーむ、気になる。自分で取り寄せて、現在のAIがどの程度進化しているのか確かめたい。
 AIに知識を与えよう……というのがこのプロジェクトの趣旨であるけれど、いったいどこまで頭が良くなるのだろうか。なんだったらヴィトゲンシュタインの哲学書を一冊まるまる放り込んでみようか? きっとそういうふうに考える人は山ほどいるはずだろうから、世のありとあらゆる思想・哲学・宗教・科学の知識を放り込んでみるとどうなる? 『地球外少年少女』の「セブン」っぽくなる??
 いやそれよりも、哲学とエロ知識を放り込んでミックスすると、思考はどちらに傾くのだろうか……みたいなしょーもない実験もしてみたくなる。下ネタを言いながら哲学論議ができるAIが生まれたりするのだろうか。
 AIと漫才はできるか……みたいな実験も……。相方が見つからないのなら、AIを相方にすればいいじゃない……未来ではあり得るかも。
 楽しそうだけど、まあお金がないから参加しないんだけどね。

 こういうロボット技術は非常に歓迎。楽しみな技術だ。
 私は前から「家事全般を統括するロボット」があればいいな……と思っている。
 例えば「コーヒーを持ってきて」と言ったら、コーヒーメーカーが作動し、ロボットがそれを運んでくれる……というような。1台のロボットで全てこなす必要はない。掃除は「掃除機ロボット」に任せれば良い。洗濯は洗濯機に任せれば良い。電子レンジや冷蔵庫といったものが連携するようになり、ロボットがその中心でプラットフォームになる。ロボットに指令を送れば、各家電が連携して作動する仕組みにすればいい。ロボットは最終的に人間にコーヒーを運んでくるとか、そういうことができれば充分なはず。
 これができるようになれば、家事全般をロボットにお任せする……ということができて、人間はずいぶん楽ができる。
 なんだったら仕事も大部分はロボットにお任せで……。すると人間の働く場所がなくなり、賃金を得る場所がなくなり……。この問題は私の本にも書いたけれども(『生き残るために遊べ!』現在絶版)。ここまでくると社会観全体がいったんすべて変わらなければならない。要するにベーシックインカムの導入。ロボットが優秀すぎて人間が働くことすらできなくなるのだったら、ベーシックインカムが必要な未来が来てしまう。
 そういう未来も、今の世の中を見ると、10年~20年といったところかな。そういう未来が来るのも、私はわりと楽しみにしているよ。


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