12月8日 AIが創作をする時代になった時に、淘汰される人々

 ちょっと某動画でAIの話を聞いた。
 AIはいま最先端で流行っているものを解析して、それをブラッシュアップして、最先端にあるものよりもちょっといいものが作れる……それでユーチューバ―とか淘汰されちゃうんじゃない。……みたいな話。
 まあ数年後にはユーチューバーって絶滅してるんじゃない……という気はしているけれども。
 それはそれとして、やっぱりAIって「後追い」しかできないんだよな。「次」世代のものを独力では作れない。本当の意味での創造ができるのは人間だけ。
 それ以前に、ユーチューバ―程度のものだったらAIで簡単に模倣、模倣だけではなくブラッシュアップして出せますよ、という話。
 あとAIでは絶対に描き出せないものとして、時代の精神そのものを映し出すこと……これは前にFANBOX書いたので、そっちを読んでね。

FANBOX:AIにはできないお仕事(有料)

 流行り物の後追いばかりやっている作家や、量産型のようなストーリーしか描けないような作家は(異世界転生ものばっかり書いている作家とかね)、AIが物書きをやるような時代になった時、覚悟しておいたほうが良いでしょう。AIが創作のライバルになった時、作家としての本当の資質が試される時でもあるので。

 ただFANBOXにも書かなかった問題が1つあるとすると、実は問題は作家側だけではなく、読み手側にもあって……。というのも、大多数の人はおそらく量産型のエンターテインメントで満足してしまうだろう、というのがあって。
 表現がどうとか、テーマ性とかどうとか、時代に合ってる合ってないとか……そういうのほとんどの人は関心がなくて。大多数の人は、そんなところまでは読まない。人々が求めているのは“消費できるだけ”のエンターテインメント。
 別のところで書こうかどうか、またFANBOXで書くかも知れない話だけれども、“読み手の教養の低さ”がAI時代の問題になる可能性がある。どういうことかというと、ちゃんとした作品を作っても、読める人がいなくなるかも知れない……という問題。エンターテインメントをきちんと読むために、基礎としての教養は必要。
 この話は、いつか別の機会にじっくりと。

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