筋トレ・ダイエットの情報収集・勉強方法

こんにちは。トイガーです。

ダイエットや筋トレには「正しい知識」が重要です。

じゃあその「正しい知識」はどうやって身につければいいのか?という話。

インターネットのおかげでいくらでも情報に触れることは出来るのですが、情報が溢れすぎで「どの情報を見るべきか」がわかりません。

色んな情報源とその使い方を書いてみます。

【理想は論文を読むこと】

ボディメイクに関連した論文、そして近しいジャンルである健康や医療に関する論文。
これらを読めば1番正解に近いですし、間違いである可能性は低いです。

ただ、論文の最大のデメリットは「論文なんて読むの無理」ってことです。

最新の情報は基本的に英語なので、英語で正しく理解出来る語学力が必要。
その前に、英語の論文をザーッと眺めて「どれを読めばいいか」見極める必要もある。
もし見るべき論文がわかったとしても世界でバンバン発表される論文を追いかけるのは、量的に無理です。

論文をしっかり読めるのは、研究者などその分野のスペシャリストで、その分野で飯を食ってる人だけです。

ということで、一般人が論文を見るのは、どうしても情報のソースを確認したいときに、根拠となる論文を探して読むという使い方になります。

Google scholar(論文検索)
https://scholar.google.co.jp/schhp?hl=ja&as_sdt=0,5

【現実的には書籍がおすすめ】

本ですね。

それなりに体系的に情報がまとめられていて、かつ論文を根拠にした情報で、一般人が読めるように書いてあるのが本です。

ただ、著者を選ぶ必要があります。

「本になってるならちゃんとした内容だろう」というのは間違いで、結構適当な内容でも本の出版は出来てしまいます。

僕は出版したことありませんが、出そうと思ったら出せちゃうんですね。
1冊適当に6万文字くらい原稿用意するだけ。
僕のブログで言えば20記事分くらいでしょうか。

ですので「全く信用出来ない人間が書いた本も、普通に本屋にならんでる」ということを覚えておいて下さい。

そして、書籍は内容の審査的なものは基本ありません。
例えば最近では広告の表記が薬事法などて非常に厳しいです。

Webやテレビで「ガンが治る」みたいな広告は出せません。
「痩せる」も「若返る」とかもアウトです。
消費者庁かどっかから怒られます。

それに対して書籍だと「ガンが治る」ってタイトルで出せちゃうんですよね。
本は一種の作品でもあるので、「情報の信頼性」に対してのチェックはあまりありません。
だって小説とか全部フィクションですし。

つまり「思いっきりウソが書かれてる本」も普通に売られているので注意しましょう。

僕も全部の本を知っているわけでは決してありませんが、ボディメイク関連で界隈の各方面から信頼度が高い著者と書籍を紹介します。

●除脂肪メソッド/岡田 隆(著)

基本でオーソドックスな内容が網羅されているので、とりあえずこれ呼んでおけば変な方向には行かないはず。

●山本義徳さんが出してる本いろいろ

筋トレや栄養学やいくつも出版されています。
より詳しく知りたい内容があれば、読んでみてください。
普通にアスリートレベルの人も山本義徳の理論にそってトレーニングしてたりするくらいの人物なので情報の信頼性については安心してください。

【ブログ・サイト】
フィットネス関連のブログやサイトは、情報の質がピンキリです。

とても有益な情報をわかりやすく書いてくれてるところもあれば、ゴミみたいな記事もあります。

ブログやサイトのデメリットは、「それらの情報の真偽を見極める必要があること」です。

メリットは「ピンポイントで欲しい情報にリーチできること」。

例えば僕のブログで最近よく見られているページの1つがこれ。

●基礎代謝の計算式
https://torapple.com/kisotaisya/

これ本には出来ないですよね。
1ページか2ページで終わっちゃうので。

あと、色んな切り口で、色んな人が、色んな説明や解説をしてるので「自分にとってわかりやすい情報を選べる」のもメリットです。

【SNSは非推奨】

Twitterやインスタグラムです。

SNSは短くてキャッチーな投稿が目につくので、情報を正確に得るのには不向きです。

SNSの情報が信頼性が無いわけではありませんが、情報の前提条件とか例外とかをざっくり省略して切り取られた情報だけが目に着きます。

中には、丁寧に解説してる投稿もありますが、そういう投稿はSNSに向いてないのでシェアされません、

つまり、日頃シェアされて目にする情報はほとんどが切り取られて一見わかりやすい(と多くの人が感じる)投稿がほとんどになります。SNSの特性として。

その投稿の文脈や背景や、投稿者の立場も含めて、投稿に現れない情報を想像して読み取れるための「予備知識が必要」です。

予備知識が不足している状態でSNSを見ると、謝った受け取り方や解釈をしてしまうリスクがあるので注意が必要です。

【動的な情報はYouTube】

フィットネス系YouTuberすごい増えてますね。
動きを見たい時は、完全にYouTubeです。
筋トレのフォームとかストレッチのやり方とか。

ただ、YouTuberも色々なのでこれもある程度は人を選んでください。

その人がフィットネスの知識があるかどうかは、その人の体やトレーニングを見ればわかります。
体が出来てれば最低限の知識はあるはず。

あ、でも体が凄くなくても知識がある人もいます。
自身は現役退いてコーチにまわってる人とか、スポーツ選手のボディケアやってる人とか。
その辺はプロフィールとかみて判断。

で、YouTuberの問題は知識の有無よりも、ユーチューバーがタレント業であるということです。

広告や企業案件(企業から依頼を受けての動画)があるため、部分的にウソやミスリードをさせる内容の動画があります。

テレビタレントさんがビール飲めないのにビールのCMしてたり、食レポでは不味くも美味しいとしか言えないのと一緒です。

これは結構、個人個人の人柄が出ます。

「お金貰えるならなんでもやっちゃうタイプ」と「お金のためにウソはつけないタイプ」。

「この人はお金に魂売ってるから信用出来ない」って人も中にはいます。
あんまり公に言うのアレなので、気になる人は個別に聞いてください。

●個人的にはコアラ小嵐さんとかおすすめ。
https://youtu.be/q8ggwYIhnEg

まず、ウソつくことになるなら企業案件を断るタイプの人間ですね。善人。
再生回数稼ぎとかお金稼ぎに走らずかなり真っ当に情報発信してるように感じます。

動画の内容も一般人が楽しめるレベル。説明もわかりやすい。
タレントもやってるのでだいぶ気を使って情報発信してる印象。
芸人もやってるので面白い。

【テレビの情報は全無視でいい】


テレビの健康番組とかは1割正しくて、9割がウソか誇張か偏向的な情報。
見る価値無し。(テレビ業界の人すみません)

テレビやマスコミは情報源としての信頼性がないので、見なくていいというか、見ない方がいいと思ってます。

テレビで見る価値があるのはバラエティくらいでしょう。
情報源としてのテレビはもうダメです。

【雑誌はものによる】

まず、一般紙の中の「フィットネスコーナー」とか「ダイエット特集」みたいなものはダメです。
情報の質としてはテレビと同レベル。

見るとしたらフィットネス専門紙。
でも情報のレベルが高くてマニアックなので、初心者向けではありません。

●マッスル・アンド・フィットネス

てかこれらの雑誌の存在を知っているだけで、一般人からは筋肉オタク呼ばわりされるでしょう。
ほんとにフィットネス好きな人だけどうぞ。

●もうちょい一般向けで最近人気なのがTarzan。

結構本格的な情報と、一般人ウケするようなテレビ的な切り口の情報が混在している感じ。
3割くらいはファッション誌。
こういうのが一般層には受け入れられやすいんでしょうね。

勉強するというよりは「最近こんなのが流行ってるのか、なるほどー」って見る感じでは使えます。

ということで、やはり物事を体系的に学ぼうとしたら書籍が一番効率がいいかなーと感じます。

山本義徳さんの本とか読んだら、フィットネス周りに関してはその辺の栄養士さんや医師よりも全然詳しくなれます。是非。


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