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The Knack「My Sharona」 my my my my ah woo!(俺の俺の俺の俺の・・・うーっ!)

映画「Reality Bites(リアリティ・バイツ)」に使われていた曲。とびっきりカッコいい歌!

スピッツの草野さんが「醒めない」でつづった「最初ガーンとなったあのメモリー」の曲の一つとして挙げていた。

My Sharonaは1979年リリース。
映画は1994年。

私が仕事を始めた1995年ごろ、VHSビデオを借りてきて観たなあ、リアリティバイツ。日本の状況とはあまりにも状況や表現が異なっていて、共感するのは非常に難しいのだけど、根本に流れる「社会への鬱屈した思い」「モラトリアム」は自分と重ねることができた。

イーサンホークが吐き捨てるように言った言葉がある。
「親父は僕を海岸へ誘い、大きな貝殻を拾ってくれた。『息子よ、人生の答えはその貝殻の中にある』。つまり、貝殻は空っぽ。人生も空っぽだってことさ。無意味な悲劇や危機に翻弄されるだけ」
「20年 つまらない仕事を我慢して、金メッキ時計一つで定年退職?」。
50歳になる今こそ、よく分かる。

で、「My Sharona」。
主人公のウィノナライダーが、父親からもらったガソリン支払カードで、買い物をするシーンで、お店のラジカセから流れている曲。この薄っぺらいけど、ノリノリの曲で踊りまくる。変なノリだけど、好きなシーン。

草野さんが「醒めない」のプロモーションでテレビか何かに出た時、このナックのマイシャローナを挙げていた。小学生のころに聞いていたのだそうだ。
そのころは、この歌が何を歌っているのかなんて、分かんないもんね。ノリの良さと、カッコよさは圧倒的だもんね。歌詞は下品極まりないけどね。

「リアリティ・バイツ」に使われている曲たちが最高すぎる。当時、サントラをわざわざ買った。四半世紀が経過しても、現代の自分のスマホにも入っている。ほかにも
U2「All I Want is you」
Crowded House「Locked Out」
Squeeze「Tempted 1994」
あたりが、最高。

草野さんが50年間、ガーンとなり続けている「My Sharona」をぜひ!

2022年6月6日 トラジロウ

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