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スピッツ「スピカ」 幸せは途切れながらも続くのです

 スピカは「幸せは 途切れながらも 続くのです」というパワーワードを聴くための歌だと感じている。

 知り合いの女性がスピッツのスピカが好きだと言っていた。スピッツと世代は全く違うはずなのにね。「子どものころ、『幸せは途切れながらも・・・』っていう歌詞を聴いて、私は大人になるのが楽しみになった。早く大人になりたいと思えた」って。返答にこまるぐらい、グッときた。

 その子の人生に何があったのかは知らないけど、平坦なだけの人生ではないよね。いろいろあったんかなあ?スピッツに支えてもらった人生、うらやましいね。日本中にこの歌詞に救われている人は多いんだろうな。

 もちろん、それ以外にも素敵なフレーズはあふれているんだけど、やっぱり、「途切れながらも続くのです」という、とてつもなく優しさにあふれた言葉を聴く度に涙ぐんでしまう。

 無責任に「幸せが続く」とは断じない。「途切れながらも」なんだよね。ああ、だからこそ、信じられる。希望があって、ぬくもりがあって、前を向こうって思える。

 ただ、スピカの前奏って、あまり好きじゃないかも。ちょっとロックロックし過ぎているというか、無理に激しくしているというようなイメージがあって、そこだけは、なじめない。

 でも、これだけの力強い言葉を内包している曲は、これぐらいパワフルな前奏があった方がしっくりくるのかもしれません。

 皆さんの幸せは続いてますか?
 ゆっくり、ゆっくり。少しずつ、少しずつ。

https://www.youtube.com/watch?v=skTm1_kwR8w

2022年5月19日 トラジロウ

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