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KUWATA BANDの活動1年のシングル4曲

「KUWATA BAND」は、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが、1986年から87年にかけて1年だけ限定で活動したロックバンド。妻の原由子さんが産休となったのを契機に結成されたとウィキペディアには書いてある。

私は、中学2年から3年のころだったと記憶している。毎週日曜夕方に、地元限定のラジオ局がやっていた今週のベスト10を発表する音楽番組で、ちょうどこの頃、「KUWATA BAND」が上位にランクインしまくっていた。

リアルタイムたくさん聴いていたという意味では、私にとってはサザンよりも「KUWATA BAND」の方が身近なほどだ。

当然、サザンには最高な曲が山ほど詰まっているものの、サザンは歴史として後から聴いたのがほとんどだ。「いとしのエリー」「勝手にシンドバッド」「栞のテーマ」「チャコの海岸物語」などなど。
半面、1990年以降の「真夏の果実」「希望の轍」「TSUNAMI」はもちろんリアルタイムで聴いていましたね。

最近、KUWATA BANDについて書こうと思い立ったのは、「ユニクロのCM」です。いま、流れてますよね。
CMを偶然見て、「あれ、この歌、なんだっけ?」と調べて「MERRY X’MAS IN SUMMER」だった。

「MERRY X’MAS IN SUMMER」
夏にクリスマス?南半球?
中学生だった私は、意味も分からず、フレーズだけを楽しんでいたのかしら。
まあ、今聴いても、明確な意味は分からないんだけど、名曲なのは分かる。

「BAN BAN BAN」
いきなりの英語とフランス語の嵐。
全く意味が分からないまま、中学生はかっこいい雰囲気に酔ってた。
特に「chapeaux」はずっと意味を知らなかった。シャポー、フランス語で帽子って意味なんだね。

「スキップ・ビート」
Lennonが流れる Rock Cafeで始まる。でも、当時の自分はLennonがどんな歌を歌っているのかも知らない頃だった。懐かしい。その後、ビートルズのとりこになっていくんだけど、もう既にジョン・レノンは凶弾に倒れ、ビートルズは歴史になっていた。
この曲、かっこいいけど、サビはかなりチャレンジングな卑猥であふれている。
「スキップ・ビート」の繰り返しが「スケベー、スケベー」に聞こえて、桑田さんならやりかねないと思ってた。

「ONE DAY」
この曲も、流れで売れていたなあ。
前の3曲と比較して、全然、KUWATA BANDっぽくない気がしていた。
こういう静かな曲もあるんだ、って。

すみません。KUWATA BANDはもちろん、好きなんですけど、それほど熱量があるわけではありません。
中学生だった自分が初めて徹夜なんかをしながら、必死に勉強していた頃、当たり前にそばにあった歌としての「懐かしさ」がこみ上げてきます。

2022年8月1日 トラジロウ

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