伴そうすること
こんにちは、運営企画推進室・ケアマネジャーの河原です。
とらいふで始まったとらいふぁーむのプロジェクトは、少し前からAさんというご入居者との間で静かに動き始めています。
Aさんは、ご入居当初から「生きているのが辛い」と涙ながらに訴えており、Aさんの辛い状況を考えると、誰もその気持ちを否定できませんでした。
どうしたらAさんの苦しみを和らげられるのか、担当ケアマネジャーとして悩んでいたある日、ある看護師が「Aさんがお花を育てたいと話していたよ」と教えてくれました。早速Aさんに話を伺うと、お子さんがまだ小さかった頃にプランターで花や野菜を育てていたことを、ぽつりぽつりと語ってくれました。
ご家族に園芸を始めたいとご相談し、快諾を得て、7月初めに小さなとらいふぁーむが始まりました。
7月初めにスタートしてから、最初は少し戸惑う様子のあったAさんですが、最近は誘いに行くといつも柔らかな笑顔で迎えてくださるようになりました。力が入りにくい手を使って、一緒に水撒きもしています。私自身、Aさんを誘いに行くことが楽しい日課になりました。
Aさんにとって、この活動がどのような意味を持つのかまだはっきりは分かりませんが、
Aさんを知り、Aさんの幸せについて考え、伴そう(伴走/伴奏)する
Aさんが少しでも多くの笑顔で日々を過ごせるよう、サービス理念に沿った支援を実践していきたいと思います。
とらいふぁーむは9/19敬老会の日にオープン予定です。