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【スウェーデン緩和ケア】施術の種類

こんにちは!事務職員&タクティールセラピストの佐藤です。
福祉国家スウェーデンで実施されている緩和ケア、タクティール®ケアが特養老人ホーム「とらいふ武蔵野」で始まっています✨
スウェーデンで実施されている施術を、日本で正確に学び、セラピスト試験に合格した有資格者が担当しています。

今まではデイサービスだけのケアでしたが、
2023年12月より、特養の入居者さまにもお届けしています✨✨

※タクティールとは?

タクティール (Taktil) または タクティール・マッサージ (Taktil Massage) 、 タクティール・ケア (Taktil Care) とは、スウェーデン発祥の緩和ケア療法[1][2]

1960年代に看護師シーヴ・アーデビー(Siv Ardeby)[3]やグニッラ・ビルケスタッド(Gunilla Birkestad)[4]らによって考案されたマッサージ法で、「タクティール」は「触れる」という意味のラテン語tactilisに由来する。ツボや筋肉を刺激する各種マッサージ法とは異なり、優しい接触を継続的に行い、肌の触れ合いを通してオキシトシンの分泌を促し、ストレスに関連するホルモンであるコルチゾールのレベルを低下させて、相手の不安な感情を取り除く効果を得るとされる。また、痛覚の信号より早く脳に到達する触覚の信号によって痛覚の信号の伝達を阻むゲートコントロール効果を通じて、痛みを緩和する作用があるとされる。このほか、コミュニケーション能力の向上や攻撃性・自虐性を減少させる効果もあるとされ、人間の尊厳を重視した認知症ケアや、がんの緩和ケア、未熟児ケア、障がい者ケア、ストレスケア、いじめ予防など、さまざまな分野で活用されている[2]

2010年3月28日 フジテレビの’新報道2001’で介護施設の舞浜倶楽部[5]で行われたタクティールケアなどが放送された。この中で認知症の症状が劇的に改善された例が紹介。この報道を見る限り、単なる緩和医療(改善の見込みが無いことを前提にした医療)とは一線を画す療法と考えられる。

ウィキペディアより

今回のnoteでは3種類の施術をご紹介します。

①背中(約10分)

背中全体と肩回り、腰回りを施術します。

受け手の安楽なポジショニングがとても大切
肩甲骨のあいだからの湧き上がる体温を全体へ拡げるように


✋触れる部位✋
背中の全体
背中の側面(腸骨まで触れます)
背骨
肩回り(鎖骨も触れます)


まんべんなくしっかり触れていきます

②両手(約20分)

手首から指先まで、オイルを使って施術します。

✋触れる部位✋
手首から指先まで
手の甲
手のひら
指の側面と上下を一本ずつくまなく

手のひらを密着させて皮膚触覚へ刺激をおくります
車いすの方でも楽な姿勢で受けていただけるように工夫します
施術していない手はタオルでやさしく包み込みます


指の側面、指の上下、指先までていねいに


③両足(約20分)

足首から指先まで、オイルを使って施術します。

✋触れる部位✋
足首から指先まで
足の甲
足のうら

楽な姿勢で受けていただきます
くまなく触れ残しがないように
足の指の側面、上下をゆっくりていねいに


様々な効果が期待できるタクティールケア。
スウェーデンでは医療として行われています。

日本では病院の中で看護師さんが使うことが多い緩和ケア。
「社会福祉法人とらいふ」では、デイサービス、ショートステイ、特養老人ホームでスウェーデンの緩和ケアを取り入れています✨