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僕の嫌いな癖

僕には嫌いな癖がある。
それを今日僕は見つけてしまった。
大掃除の最中、窓をクリーナーできれいにしていたら、
お母さんに、ここ汚いと言われてしまった。
僕も確かに、そこは汚いと思っていた場所だった。
だから、納得をしてきれいにした。
また、別の箇所を指摘された。
その個所は、別に僕は大丈夫だと思っていた場所だった。
え?きれいじゃない?と僕。
いやいや、汚いよとお母さん。
その時、僕の嫌な癖が発動してしまった。
「じゃあ、どれぐらいの汚れだったら、汚いの?
汚れが小さかったら、それは大丈夫なの?
お母さんが、見えていない範囲だったら大丈夫なの?」
僕は、それを言い終わったとき、少し嫌な寒気がした。
外の寒さとは、どこか違う寒さ。
この時は、お母さんの顔を直視できなかった。
「もう うるさいな。その性格少し変えた方がイイよ」
と提案を受けた。
本当にそうなのかもしれない。

僕の嫌な癖。
それは、自分の知った浅はかな知識を、
とてもちっぽけな知識を、ひけらかそうとすること。

僕が、自己弁護するなら、
僕は、ただアウトプットがしたいだけなのかもしれない。
或いは、暗に僕があなた(家族)よりも
上なのだと示したいのかもしれない。
では、なぜそんなことをしているのか。
何用に、その行為をしているのかと聞かれたら。
多分、僕は応えられない。

仮に、アウトプットだけをしたいのだとすれば、
場所を変える必要がある。
そして、家族に対しては、
その行為をやめるべきだと思う。

最後に、僕の嫌いな癖は、
僕が、好きな部分でもある。

僕は、話すときにどもる。
僕は吃音症と言う障害を持っているけれど、
今は、サービス業でアルバイト中。
今は、何とか慣れてきたから大丈夫
だけれども、何の前触れもなく話せなくなる時が来る。
僕は、話したいのに、
神様が僕を止める。
その間、多少の沈黙が訪れる。
僕は、この短くて長いような、
沈黙が大嫌い。
特に母音の
「あ・い・う・え・お」
の音が入っている時
なんかは顕著になって、それが表れる。

僕は手を変え品を変え、試行錯誤してみるけれども、
どうにもならない時もある。重要な時それが来て、
また、どうでもいい時には、流れるように話せる。
僕は、この原因が何かわからない。

僕はこうなのだと思っていたい。

僕はこの嫌な癖をまた、
複利で極小値まで小さくしようと思う。
いつかその時に、
報告できるように生活を改めてまいります。



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