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チューリングマシンについて

皆さんはエニグマをご存知でしょうか。
エニグマとは、第二次世界大戦時のドイツが使用していた
暗号機の名前です。

当時の連合国側は、先の戦争で勝利したからか、
そこまで暗号に関心はありませんでした。

ドイツは、一次大戦で自国の暗号のアルゴリズムがばれていたことを
知ってから、対策をしました。

そのおかげで、エニグマを開発することができました。

そのころ連合国側のイギリスでは、エニグマの解析をするのに必死でした。
そこで活躍するのが、天才アラン・チューリングです。
彼は、チューリングマシンを用いて、暗号解読に成功しましたが、
その功績は、長い間埋もれていました。
理由は、イギリスがそれを隠したかったためです。

チューリングは同性愛者でした。1952年ある男と同性愛関係を結んだことが、警察に知られることとなります。チューリングは、弁護士のアドバイスで、有罪であると認めました。

それから、保護観察となるのですが、
性欲を抑えるホルモン注射を余儀なくされます。

1954年8月チューリングは自殺しました。
チューリングの死後、13年の月日が経過して
同性愛行為は、違法ではなくなりました。


ある歴史家はこう言います。
もしイギリスが、エニグマの解読を成功していなければ、
第二次世界大戦後の冷戦構造は、米ソではなく
米国とナチスドイツになっていただろうと。


アランチューリングの説明
チューリングは、コンピュータの理論モデル「チューリングマシン」の完成、ドイツ軍の暗号エニグマの解読、人間とAIの判別実験「チューリングテスト」の提案、形態形成のモデル「チューリングパターン」の発見など、多分野で功績を残した。

今日はチューリングの命日。
彼について興味を持った方は、
イミテーション・ゲームという映画をおすすめします。

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