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まだ見ぬクライアントに贈る本

私は課題に役立ちそうな本をクライアントに勧めることにしています。コーチングの時間は限られており、伝えきれない情報があるからなのですが、クライアントに勧める前には自分でも目を通すので、自分の視野を広げることにも役立っているように思います。

このGWは長めの休みを取得することができました。コーチングやカウンセリングに関する本を読んだのですが、ふとまだ見ぬクライアントにもし本を贈るとしたら、どんな本を贈るだろうかという考えが浮かびました。

福井に遊びに行ってふと立ち寄った喫茶店が併設されている本屋で、これはいいなと思った本に出合うことができたので、今回はその本を紹介したいと思います。

「うまく相談できない自分」にサヨナラする本

この本は、神戸正博さんが書かれた自己啓発書です。悩みを消したければ、「うまく相談できない自分」を変えるほうがはるかに早く、幸せになれるというメッセージが込められています。この本では、悩みの正体や相談のコツが解説されており、ワークを通して自分の悩みを見える化し、適切な相談相手や方法を見つけることができます。

相談する際には悩みを打ち明けることになるので、相談リスクが発生し、相談相手を間違えると、悩みが逆に深くなることがあります。この相談リスクを下げるためには、相談相手を適切に選択する必要があり、それに役立つのが悩みマトリックスです。この悩みマトリックスは主観的困難度(その人にとっての主観的な解決の難しさ)と自己関連度(その人のパーソナリティ領域にどれだけ関わる問題か)で4つの領域に分類することができ、分類した領域の悩みに適した相談相手が解説されています(詳細はリンク先Amazonの頁をご確認ください)。本に記載されている順に紹介すると
②主観的困難度が高い×自己関連度が低い
→その課題に関連する「専門家」
③主観的困難度が低い×自己関連度が高い
→具体的な解決策に結びつきやすい人(例えば、会社の上司)
④主観的困難度が低い×自己関連度が低い
→共感して話しを聞いてくれる「友人」
最も難しい①主観的困難度が高い×自己関連度が高い悩みは誰に相談すべきでしょうか?本では、ここがよく間違える「落とし穴」でカウンセラーが相談相手として挙げられています。

ずっと悩んでいる問題を解決する方法や悩みのない人がやっている最強の生活習慣等も記載されています。本に記載されているように悩みは放置すると深刻化しますので、悩みは早めに解決したいですね。

今回は本の紹介でした。お付き合い頂きありがとうございました。


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