世界のUXトレンドを知る！2024年に参加したい海外UXカンファレンス７選
はじめに
UXリサーチやUXデザインは、海外の方が先進的です。日本ではUXに関する大型イベントの開催数はあまり多くありませんが、海外では世界中でさまざまなUXイベントが多数開催されています。また、コロナ以降はオンライン開催、もしくはオフラインとオンライン両方のハイブリッド開催の形式を取るイベントが増えており、時差はありますが日本からも参加できるイベントがかなり増えました。海外有名企業で現役のUXリサーチャー／UXデザイナーとして活躍している人から学べるチャンスです。そこで、2024年に開催する海外UXカンファレンスを、開催日順に沿ってご紹介します。
今回、記事でまとめた海外カンファレンスの特徴としては以下の２点です。
オンライン参加可能か
（オンラインがなくてもオンデマンド視聴可能の場合もあり）
有名企業のUXリサーチャー／UXデザイナーが登壇するか
また、時差の都合上、参加が難しい時間帯に開催されるものでも、主催者側に事情を説明すれば、アーカイブ配信を個別でもらえるケースもあります（実際、筆者もどうしても視聴したい海外イベントが深夜帯開催で参加できず、運営事務局に連絡をしたらすぐにアーカイブ配信URLを送信してもらえました）。時差があるからと諦めずに、積極的に海外カンファレンスに参加してみてください！
2024年に開催されるUXカンファレンス７選
①UX360 RESEARCH SUMMIT
開催日時（JST）：2024年１月31日～２月１日
配信形式：オンライン
料金：299ドル（約43,000円）
視聴おすすめポイント
日本時間の夜22時からの時間帯なら、リアルタイムでの視聴が可能です。
また、登壇企業はGoogleやMeta、MicrosoftやIBMなど有名企業所属の登壇者が多数出演します。アジェンダとしては、UXリサーチやサービスデザインがメインとなっています。
実際のアジェンダ例（一部抜粋）
・戦略的リサーチ – UX リサーチの次に重要なこと
・UX の測定: あらゆる成熟度レベルでの価値を可視化する
・サービス デザインを通じて持続可能な成長を実現する方法
②axe-con 2024
開催日時：２月20日～22日
配信形式：オンライン
料金：無料
視聴おすすめポイント
オンデマンド配信があるので、リアルタイムで視聴できなくても後日配信を視聴することができます。AmazonやAdobeのような有名企業からの登壇者もおり、UXの中でも、今話題のAI活用について講演する人が多数います！海外イベントは有料のものが多い中、無料で参加できる点も魅力的です。
実際のアジェンダ
・人間中心の AI とアクセシビリティ
・UX デザインを通じてアクセシビリティ擁護のネットワークを構築する
・大規模言語モデル (LLM) の活用によるアクセシビリティの向上
③ConveyUX
開催日時：２月27日～29日
配信形式：ハイブリッド（オンラインと対面の融合）
料金：530.05ドル（オンライン / 約76,000円）、 1,195ドル（対面 / 約170,000）
視聴おすすめポイント
MicrosoftやGoogle、Figmaなど大手UX業界の専門家たちから、AI主導の時代に適した戦略やAI活用法を学ぶことができます。
実際のアジェンダ
・AI時代におけるUXのストーリーテリングの役割
・「ユーザーエクスペリエンス」などというものは存在しない
・AIをUXプラクティスに組み込む方法
④UX Copenhagen
開催日時：３月20日～21日
配信形式：ハイブリッド
料金：533ユーロ（オンライン / 約84,000円）、1,000ユーロ（対面 / 約157,000円）
視聴おすすめポイント
リアルタイムでのQ&Aセッションが行われ、Slackのコミュニティに参加すると、録画された全セッションにアクセスすることができるようになります。つまり、オンデマンドの視聴が可能です。「脱成長と消費主義」という環境意識の高いヨーロッパならではのテーマを掲げる、UXとデザインに関する内容がメインのカンファレンスです。
実際のアジェンダ
・消費者を超えた持続可能な幸福を可視化するには
・自動車のUXにおける脱成長と持続可能性の受け入れ
・システム思考でより公平な世界をデザインする
⑤Advancing Research 2024
開催日時：３月25日～26日
配信形式：対面
料金：1,595ドル（約229,000円）
視聴おすすめポイント
オンライン配信はありませんが、チケットを購入すればセッションの録画を視聴することができます。Salesorce、HubSpot、Metaのような有名企業からの登壇者もあり、最新のAI活用法からストーリーテリングなどUXの基礎についてを紹介する内容となっています。
実際のアジェンダ
・UXリサーチにおけるAI活用：ポジティブな影響をもたらす実践的な戦略
・視覚的思考とコミュニケーションを使用して研究を向上させる
・製品と文化の間の対話に対してより広いレンズを取り入れるケース
⑥UXDX USA 2024
開催日時：５月16日～18日
配信形式：ハイブリッド
料金：479ドル（オンライン / 約69,000円）、1,299ドル（対面 / 約187,000円）
視聴おすすめポイント
今回のカンファレンスはアメリカで開催されますが、登壇者が変わる新たなカンファレンスがアジア太平洋地域で8月13日〜15日にも開催されるため、そちらも視聴必見です！
実際のアジェンダ
・ユーザーが話してくれるように尋ねる方法：ユーザーに質問されるような話し方
・データを使ったストーリーテリング
・顧客中心の製品チームにおけるエンジニアリングの役割
⑦UX NORDIC
開催日時：８月28日～30日
配信形式：ハイブリッド
料金：225ユーロ（オンライン / 約35,000円）、340ユーロ（対面 / 約53,000円）
視聴おすすめポイント
レゴやBMW、IKEAなど、ヨーロッパを代表するBtoC企業の登壇者が多数出席します。
１日目はワークショップがメイン、２日目はカンファレンス、３日目は体験型ワークショップという構成で、３日間にわたり開催されます。
※オンラインでの参加は、２日目のカンファレンスのみ参加可能です。
実際のアジェンダ
・UXの未来
・AIがユーザーの調査とテストをどのように変革するか
・上層部の意思決定に影響を与える方法
海外登壇者を招いてイベント開催をするには？
今回ご紹介したカンファレンスには、海外有名企業に所属する登壇者が多数登場します。記事では、具体的な登壇者に関する情報と登壇テーマについてはご紹介しませんでしたが、それらの情報をまとめた資料を作成しました。記事をご覧いただき、どんな人がどういったテーマでUXに関して登壇するのか、詳しくご覧になりたい方は、ぜひ資料をご参照ください。
また、弊社なら資料に掲載している方に自社のオンラインイベントに登壇してもらえるようオファー／交渉することが可能です。具体的な経歴や登壇テーマを踏まえ、登壇してほしい方がいれば、お気軽にご相談ください。
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