見出し画像

【高校情報Ⅰ問題集・教科書準拠】コミュニケーションとメディア

コミュニケーションとメディア

情報Ⅰ共通テスト対策 書籍出版します!


■資料ダウンロード■

情報教育の底上げが目的なので、資料を修正して、
学校・塾(営利目的含む)の授業等で利用して頂いて問題ありません。
私への連絡不要ですが、利用する際には、
YouTubeチャンネル・情報Ⅰ動画教科書・IT用語動画辞典を
紹介してもらえると嬉しいです。

■問題集
PDF
https://toppakou.com/info1/download/07_コミュニケーションとメディア/07_【問題】コミュニケーションとメディア.pdf

GoodNotes
https://toppakou.com/info1/download/07_コミュニケーションとメディア/07_【問題】コミュニケーションとメディア.goodnotes

■答え
Word原本
https://toppakou.com/info1/download/07_コミュニケーションとメディア/07_【答え】コミュニケーションとメディア.docx

■パワーポイント
https://toppakou.com/info1/download/07_コミュニケーションとメディア/07_コミュニケーションとメディア.pptx

■学習指導案
https://toppakou.com/info1/download/07_コミュニケーションとメディア/【学習指導案】07_コミュニケーションとメディア.docx

■文字おこし■

情報通信ネットワーク技術の発展によって、以前に比べてコミュニケーション方法は多種多様になり、私たちはそれらを使い分けています。

コミュニケーションには
直接的なコミュニケーションと、間接的なコミュニケーションがあって、
さらに、物事が同時に起こる時に存在する関係である同期と、それぞれ物事のタイミングが一致しない非同期があります。

たとえば、学校で顔を合わせながらの友達との会話や学校での授業は直接で同期に位置します。
たとえば、GoogleMeetを使ってのオンライン授業は、インターネットを通じた間接的なコミュニケーションで同期になります。
電子メールやLINEはリアルタイムで見ない場合は非同期の間接的なコミュニケーションになります。ただLINEは、ほぼリアルタイムでやり取りすることもあるので同期になることもあります。

コミュニケーションは、話す人と聞く人つまり、情報の発信者と受信者が存在します。
その分類について説明していきます。

まずは、1対1の個別型です。
両者間で個人的な情報をやり取りする方法になります。

次に1対多のマスコミ型です。
学校の校長先生のお話のように、1人が情報源になって情報を発信し、複数人に同じ情報を
共有する方法になります。

その逆で、多対1の逆マスコミ型もあります。
たとえば、皆からアンケート結果を受け取って一人の人それぞれの情報を受信する方法になります。

そして、多対多の会議型があります。
みんなでの打合せなど、複数人の人が情報源となって発信し、それぞれが情報を共有する方法になります。

情報を伝達する媒体・手段・技術をメディアと言います。
メディアの種類について説明する前に、「情報と社会」の単元でも説明しましたが、情報の分類の復習をしていきます。

----
★復習
ライオンから鹿を見た場合、お腹が空いていたら追いかけて食べたいという本能が働きます。
一方、鹿からライオンを見たら、食べられるから逃げるという本能が働きます。
このように、生物それぞれに個別の意味を持つ、最も広義の情報を「生命情報」と言います。
人間はこんな風にジェスチャーや言葉を使って伝えたいことを表現して、相手はその文脈の中で意味を理解しますよね。
このようなコミュニケーションで得られる情報を、「社会情報」といいます。
今これを見てもらっているYouTubeなど通信技術を活用したコミュニケーションのことを、 Information and Communication Technology を略してICT と言います。
このような音声、文字、静止画、動画などは、0と1で表されるデジタル情報として記録されたりしています。
このような、意味する内容が切り離され、記号だけが独立した情報のことを機械情報と言います。
たとえば、「ありがとう」という文字があった場合、日本語が分からない外国人にはただの意味不明な記号になります。つまり機械情報になります。
ただ、日本語がわかる人にとっては、感謝を意味する言葉として理解ができます。
つまりコミュニケーションの為の、社会情報になります。
ただ、同じ「ありがとう」という言葉でも、その時の状況に応じてとらえ方が人によって異なる可能性があります。つまり、生命情報でもあります。
===


今話した機械情報を物理的に媒介するメディアを伝播メディアと言います。
伝播メディアの目的は、情報の流通範囲を拡大することです。
たとえば、文字、静止画、動画、電波、紙、DVD等の光ディスク、新聞、インターネットなどがあります。

そして、社会情報を論理的に媒介するメディアを成果メディアと言います。
成果メディアの目的は、コミュニケーションに成果を生み出すことです。
たとえば、「真理」「貨幣」「権力」「愛」、「宗教」などがあります。

――――

新聞やテレビやラジオなどのように様々な情報を多くの人に伝えるメディアのことをマスメディアと言います。

このマスメディアで報じられた内容を、様々な視点で分析・評価して特性を理解して、文字や画像など他の様々なメディアを活用して効果的な形態で表現する複合的な能力をメディアリテラシーと言います。

今は、Webページやブログ等を通じて個人が情報を発信できる時代になっています。
その情報が全て真実とは限りません。情報の正確さや信頼度のことを信憑性といいます。
情報の発信源を調べたり、他の情報と比較するなど、情報の信憑性を確認することが大切です。
この信憑性を確認するため、複数の情報源と提供された情報を比較することをクロスチェックと言います。

また、同じ情報でも曖昧な表現で人それぞれ受け取り方が違う可能性があるものもあります。
たとえば、私は野球が好きです。と言った場合、見るのが好きなのか、実際にやるのが好きなのかまでは分かりません。
情報を発信する際には、誤解を招く表現をしないように注意を払う必要があります。

そして、テレビなどでは発信者が明確な意図をもって実際とは違った印象を視聴者に持たせようとする場合があります。これを印象操作といいます。

たとえば、とあるサプリメントの効果を表したグラフについて
均等にするとこのような円グラフを、形をかえると、このようになりすごく効果があるように見えるようにできます。

情報が溢れる今、私たちはメディアリテラシーのスキルを上げていく必要があります。

【解説重要用語】
個別型、マスコミ型、逆マスコミ型、会議型、生命情報、社会情報、機械情報、伝播メディア、成果メディア、信憑性、メディアリテラシー、クロスチェック、印象操作

★私の目標
「とある男が授業をしてみた」 の葉一さん
https://www.youtube.com/user/toaruotokohaichi
※Google社に招待頂いた、「YouTube教育クリエイターサミット2020」で
 葉一さんと文部科学省・Google役員の対談セッションに感銘を受けて、高校情報講座スタートしています。

【参考サイト・参考文献】
メディアリテラシーとは?意味や重要性を分かりやすく説明します | Geekly Media
https://www.geekly.co.jp/column/cat-webgame/2006_006/ (2021/9/2)

文部科学省 「情報Ⅰ」教員研修用教材
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1416756.htm

詳細(情I703 高校情報I Python)|情報|高等学校 教科書・副教材|実教出版 (jikkyo.co.jp) 検定通過版
https://www.jikkyo.co.jp/book/detail/22023322

令和4年度新版教科書「情報Ⅰ」|高等学校 情報|日本文教出版 (nichibun-g.co.jp)検定通過版
https://www.nichibun-g.co.jp/textbooks/joho/2022_joho01_1/textbook/

その他、情報処理技術者試験(全レベル1~4)/IT企業15年勤務(システム技術部 部長)経験から培った知識を交えながら解説しています。
かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com)
https://www.irasutoya.com/


【情報Ⅰ動画教科書】
https://toppakou.com/info1/

【YouTubeチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UC_0LOFMRg60xDBfkzMAmkfA

【IT用語動画辞典】
https://toppakou.com/ITWORD/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?