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Sleep Cop ~睡眠捜査官(9面)

Amazflix視聴者プレゼントクイズは以上となります。
では答え合わせのお時間です。

Q1: ”銃を装備した使徒を一瞬でやっつけた牧師“
彼はどのようにして使徒に勝ったのでしょう?
A:「そんなの知らない。」…正解!!

Q2: ”銃を装備した使徒を一瞬でやっつけた牧師“
彼はどのようにして使徒に勝ったのでしょう?
A:「そりゃ銃で。」…正解!!

Q3:”笑いながら逃げている強盗を刑事は銃で撃ち抜いた。“
どうして笑ってたのでしょう?
A:「サイコパス刑事といえば、やっぱり笑顔でしょう!」…正解!!

Q4:“笑いながら逃げている強盗を刑事は銃で打ち抜いた。“
なぜ?
A:「刑事としては馬鹿にされて我慢出来なかったんのでしょう。」 …正解!!

ー以上正解記録保持者である解答者に、挑戦してみたいという出題者からの問題でした。
ー以上正解記録保持者である、 解答者に挑戦してみたいという出題者からの問題でした。

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はぁ この世界は なんてつまらないの
退屈しないからって お兄ちゃんに 説得されたけど

世界なんて 単純

特に 人間 

 、点ひとつの移動でブッ壊せる 

今は喜ばせちゃってるけどね

でももう辞めちゃおうかな

この世界

一緒に…

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第8章

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「世界が “ドラミ”だと…⁉︎」

sewashは青ざめながら言った。
「なら最初から…全て筒抜けだったんだ。僕の正体も、ソーシャボットに戦いを挑むためにおじいちゃんと接触する事もみんなみんな…」

「落ち着けsewash!!」

sewashは自分が彼らにした事を思い出して恐怖を感じている。

「うわああ!どこから知っているんだ?いつからなんだ⁉︎」

sewashは明らかに動揺し、コンセントの差し込み口、電源の入っていないタイムTV、冷蔵庫に向かってここか、かかってこいと叫んでいる。

相手は本物のI.O.T(Internet of things)なのであながち間違いではないのだが、傍目には気が触れているとしか思えない光景だった。

俺は言った。

「…もう盗聴されていると思うが…
   “ドラミ”に逆らうとどうなる? 全ての電力の供給や上下水道の停止、都市部の酸素欠乏。オゾンアンブレラの消失…日本は壊滅だ。そこに隣国のー」

「”D-ram“はそんな事をする筐体ではありません!!」

俺の話を遮ったのはナイトメアだった。

「ー確かに彼女は兄に力を貸した。しかし自分が望んだ訳じゃなかったんです。家電ゴミ扱いされ選択肢も時間も無かった。彼女は存在し続ける為にはM&M TOWERに接続されるしかなかったんです。」

ナイトメアが話し続けようとする。
その時音がした。

ガチャン!

部屋は暗転。

俺はランギッドショットのトリガーに指を置いた。


…がしかしそれはあらゆる電化製品から盗聴されるのを恐れたsewashがブレーカーをハンマーで壊す音だった。

「脅かすなよ!!」
「    …っかさないで下さい!!」

俺とナイトメアは同時に叫んだ。
本当に昨日までの宿敵(とも)とは思えない。

ナイトメアは話を続けた。

「…何をすれば良いかですね。これは容易ではありませんが…ベストはD-ramを操る兄を遠ざけてM&Mのコントロールセンターに侵入する事です。…お話しました通り彼女自身は悪ではありません。全ては兄の影響です。現に彼女は我々をずっと監視していますが兄にはそれを報告をしていません。スパイ蠅なんて使っている時点で兄自身に情報が少ない証拠です。」

なるほど。しかしー 俺は言った。

「コントロールセンターに着いた後はどうする?破壊するのか?」

ナイトメアは抑揚のない声で言った。

「今日の日本はドラミ無しでは機能しません。破壊したら航宙機、量子発電所、時空市場ありとあらゆる全てに影響が出ます。」

ではどうすればいいんだ。 俺は言った。

「ービタ様がD-ramに話しかけるんです。大丈夫か?久しぶりだね。懐かしいね。メロンパンあげようか… 暖かく優しかった時代ー
D-ram…ドラミにービタ様達との楽しかった日々を思い出させる事で、この狂気の時代を終わらせるんです。彼女にはその力がある。」

俺は困惑した。途方もないことだ。それは素晴らしい事かもしれない。しかし俺自身もう前時代の出来事は葬り去っていた。

「俺は…。」

ナイトメアは苛立ちを隠さずに言った。

「お忘れですか⁉︎ドラミ達と過ごした日々を?あなたは泣き虫だが正しく優しい子だったと父に聞きました!少なくとも今のような冷徹な殺人マシーンの様ではなかったはずだ!貴方は父にも育ててもらったはずだ!」

「もういいよ。やめろ。神成。」

sewashが言った。

何処かで聞いた名だ

はるか昔、そうだ俺達の空き地で。

俺達の世界はそこが全てだった。当時、毎日暗くなるまで遊んだのだ。

ボールが頭の遥か上を飛ぶ時はいつも…

ガシャン!!

「コラー! お前達!!」

Mr.カミナリだ!!

俺はたまらずナイトメアに尋ねた。

「あんたは…」

彼は言った。

「そうです。貴方の良く知るカミナリの息子です。父から聞いて貴方の事は良く知っています」

そう言ってナイトメアは名刺をくれた。

そこにはこう書かれていた。

“株式会社 MATSUSHIBA電機 

  ニ代目社長   神成 貴成(カミナリ タカナリ)”

(続く)


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