見出し画像

ミュージカル作品紹介vol.14/Play a Life

一昨日ついに緊急事態宣言解除されましたね〜。てっきり6月に解除になると思っていたので、弊社は明日からのオフィス再開に向けて何だか慌しい昨日でした。

さて、「あれ?前回もミュージカル作品紹介じゃなかった?」という意見もあるかと思うのですが、世間の皆さんのおうち時間も残すところ僅か(何ならもう全然無いかもしれない)かと思ったので、31日までYouTubeで無料公開している作品を紹介出来ればと思う。

今回は小劇団〜中堅あたりの劇団であるTip Tapさんの作品、『Play a Life』を紹介する。

東宝演劇部に所属されている上田一豪さんが演出を務める作品。お名前はもちろん知っていたけれど、残念ながらこのコロナ禍ゆえに公演を観ることが叶わなかった『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』や言わずと知れた人気作品である『キューティ・ブロンド』の演出さんであることは、調べてみるまで全然知らなかった。

さてさて、以下はあらすじです。

高校の教育実習で担当教員に好きな映画を尋ねられてロビン・ウィリアムズの「今を生きる」と答える教育実習生。
彼女の答えは担当指導教員に昔を思い出させた。
彼が妻と出会ったきっかけを作ったのが「今を生きる」だった。 
ロビン・ウィリアムズのファンであった二人は、ロビンがアカデミー賞にノミネートされた時にロビンの映画特集を
していた名画座で出会い、恋をして夫婦になった。彼女は映画に憧れて教師に、彼は俳優を志した。
いつの間にか妻は教師をやめて、彼は高校の非常勤講師を務めるようになっていた。そして二人の生活の間には1匹の猫。
ひょんなことから教育実習生の恩師が小学校の教師だった妻だとわかる。
何が夫婦の生活を変えたのか?妻が教師を辞めた理由は?夫が教師になった理由は?
“今を生きる”というテーマが物語の結末を導き出して行く
(Tip Tap公式HPより引用 http://www.tiptap.jp/TipTap_HP/stages.html)

①洗練された3人芝居

ミュージカルに馴染みの無い人にとって、ミュージカルは未だにライオンキングやレミゼのように派手なものをイメージするようだが、この作品の登場人物はたった3人。夫・妻・実習生。

公演時間は約75分とかなり短いが、その75分間を3人が飽きさせずに魅せてくれる。

ネタバレをせずにこの作品について語ることはやや困難と感じるが、敢えて言うとするならば、「それぞれの目線・見ているもの」に注目して作品を見ていると、きっと気付くことがあると思う。

大手の劇団になればなるほど、少人数のミュージカルはあまりやらない。パッと思いつくのはホリプロの『スリルミー』くらい(きっと他にも沢山あるだろうとは思うけれど)。この規模感のミュージカルは少し珍しいと思うので、是非観てほしい。

②作曲・演奏 小澤時史

彼は天才なのでは?と思っている。この舞台では作曲と演奏を担当されている。演出の上田さんとTip Tapではタッグを組んでいるが、実は別のライブで彼のことを二度ほど見たことがある。

耳が肥えているわけでもない私がこんなことを言うのもどうかと思うが、初めてピアノの演奏に感動したのは、彼の演奏だった。

とても繊細で、丁寧で。オーケストラのようにダイナミックでないのに感動した。

映像は勿論なんだけど、出来れば、出来れば生で彼の演奏を聴いてほしいなぁ。

ミュージカル業界を含め、エンタメ業界は活動することが出来ず本当に今危機を迎えている。少しでも早くまた劇場やライブで彼の素晴らしいピアノの音色を聴ける日が来ますように。


…ほい。本当はロビン・ウィリアムズの作品とかも紹介した方がこの記事に膨らみが出るんだろうけど、残念ながら『今を生きる』も『グッド・ウィル・ハンティング』も『ナイトミュージアム』も見たことがないので書くことが出来ず。。無念。

高校生の頃、教師になりたいなぁなんて思っていた私に当時の担任の先生が『今を生きる』の本を貸してくれた。当時は本を読むことにすごく抵抗感があって、結局ほとんど読まずに返してしまった。

本屋さんに行ける日が来たら、買って読んでみよう。そう思いましたとさ。

最近火曜日更新しようと思って水曜日になるケースが続いていて心苦しいです。。が、見守っていただけると幸いです。。すんません。。

明日からついに丸の内出社再開です。当面は短縮営業になる見込みなのだが、どうせ行ったらそんな早くは帰れないだろうという読み。。アフターコロナ鬱にならないように、力を入れ過ぎず頑張ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?