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自分と性格が正反対の彼と結婚した



結婚してから1年目の記念日は紙婚式というそうで、わたしたち夫婦も1年目にお互いに手紙を書きあった。


その時点でもう2年も一緒に住んでいるので、お互いの性格の違いがたくさんあることはもう知っていたのだけれど、その時も夫とはわたしと本当に性格が異なるなあと思った。

わたしの場合、便箋をどんなものに書こうか決めて、結婚記念日の前に買いに行ける日を決めて購入し、前日のひとりの時間に手紙を書いた。
思ったことをそのまま書くので15分くらいで2枚ぎっしり。

でも夫は違った。
便箋はいつ買ったのかわからないが、当日にしか時間が取れなかったみたいで、結婚記念日当日に手紙を書いていた。
まずは書く内容の構成を練り、下書きをiPadに書き、手紙に清書する。3時間ほどかかったのかな?
わたしの12倍であった。


「思ったことそのまま書けばいいんだよ!」っていうわたしに、「いやいやそんなすぐ書けない」と。

でも、夫と同じ考えの友達もいて、わたしと同じ考えの友達もいるから、もちろんどちらのやっていることも少数派のことではないとは思うのだけれど、「考える前に行動するわたし」と、「考えて考えて悩み抜いたうえで行動する夫」は本当に対極的な性格である。


それはケンカの時も同じ。
わたしはすぐに答えてほしいし、結論を出してほしい。次の日に持ち越すなんてもってのほか。

でも彼は、考えて考えて黙る。

黙るからわたしは「無視するな」と怒る。
「考えてるから待って」とか言ってくれれば待つのに、なにも言わないとなにも進まない。時間だけがどんどん進む。


何回も何回もケンカで同じような掛け合いをする。

いつか2人で納得のいく終わり方ができるといいのだけれど。



結婚してから思うのは、結婚相手は性格が異なる人が良いと思う。
もちろん、異なるからケンカになることも多いけれど、異なるから楽しい。
わたしと違う考えを聞くのが楽しいし、じぶんと違うからこそ知ろうと思う。


わたしは人と話すことが好きだし、全く人見知りをしない。でも夫は人見知り。でもとても周りに気遣える優しい人。

なにか交渉するときはわたしが率先して前に出るし、細かい作業や考えることは苦手なのでそれは夫にお願いする。家計の管理もお願いしてる。
わたしはすぐお金を使うので、あればあるだけ使うのだ。だから、夫に全部預ける。


性格だけでなく、好き嫌いも異なるのもよい。

わたしは字を書くことが好きだけど、夫はとても苦手。
夫はタイピングがはやいし、パソコンに強いけど、わたしは苦手。


苦手なことをお互いが補える。



価値観が似ているので、性格が異なっていても最終的には同じ方向を向いて手を繋いで歩ける。


これが同じ性格だったら、ぶつかり合うのだろうなとひしひし思う。


これからもたくさんぶつかることはあるかもしれないけれど、それでも一緒にいたいからふたりで話し合って、お互いを助け合って、楽しんでいきたい。


性格が違う人と一緒にいたいと思うなら、まずは時間をかけて話し合うことをわたしはオススメする。
だって、相手のことがわからないから。
それは相手だってそう思ってる。

自分は「普通こう思うのに、なんでそんなふうに思うの?」と。お互い同じこと思ってるのに。
ただ、「こう思う」が違うだけなのに。


わたしたちも最初からできていたわけじゃないし、今だってまだまだ未完成だからこそ、少しずつ少しずつ、お互いを理解していきます。


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