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ランニングとマスクの幸せな関係

今日はマスク着用で10kmレースを走った話をする予定でしたが、緊急事態宣言の発令によりレースが中止となってしまいました。

レースでの着用レポートは書けなくなってしまいましたが、ランニングとマスクの関係について、思うところを書いてみようと思います。

ジョギングとマスク

街中でジョギングをしている人がマスクやそれに類するもの(バフなど)をするのは一般的になってきたような気がします。着用しても暑さが気にならない製品が開発されてきており、着用したままジョギングするのが苦にならなくなってきました。

屋外でマスク着用で一人でジョギングする分には、コロナ禍においても問題にならない行動かと思われるので、マスク着用のジョギングは悪くないかと思います。

レースでのマスク着用の是非

レースでのマスク着用についてはどうでしょうか?

ジョギングのように無理のないペースで走る分には問題ないのですが、最大心拍数近くまで上がるような場合、呼吸がしにくくなり、パフォーマンスが落ちることになります。

レースに出場する目的が記録を狙うという人であれば、健康管理をきちんとした中で、レース中に限りマスクを外すことを認めて欲しい、と考えている人が多いと思います。少し前まで私もこちらの側でしたし、3月に出場したレースはレース中のマスク着用は必須ではなかったので、マスクをせずに走っていました。

本音と建前

ランニング中の飛沫の飛び方について、色々な研究結果なども出て来ていますが、現段階で「これが客観的に正しそうだ」と評価されているものはまだないかと思います。普段からランニングをしている人は、屋外での影響が少ないというようなポジションのものを評価しますし、そうでない人は、マスクをしないランナーを苦々しく思っているのではないでしょうか。

ランナーのポジションからすると、コロナ禍であっても適度な運動は必要で、低リスク。マスク着用は熱中症の危険があるなどと言っていたりしますが...。これらは建前と言っては言い過ぎかもしれませんが、本音は「ランニングはやめたくない」、「レースで記録を出したい」というために、理由付けをしているのに過ぎないのかと思います。

考え方を変えたきっかけ

上に書いた3月に出場したレースですが、レース2日前にレース中のマスク着用が必須という通達が来ました(結局レース当日にはレース中に外すことは認められていました)。

普段ジョギング中に使用しているバフだと、レースのような最大心拍数近くまで上がるような状況だと、口に吸いついて呼吸がしにくくなり、まともに走れなくなります。そこで、負担にならないマスクを慌てて探し、アシックスのランナーズフェイスカバーに辿り着きました。

結局、当日になってマスクを外すことが認められたのと、それまでに使用感を確かめる時間がなかったため、レース中に着用しませんでしたが、その後練習中に色々試してみましたところ、私のレベル(10km 40分前後、フルマラソン 3時間15分前後)では、レースペースの時に着用しても気にならず、パフォーマンスが落ちないことが分かってきています。

今後コロナ禍でレースに出場する時は、高温にならない限り(熱中症リスクがある場合は考えます)マスクを着用して出場することにします。

ランナーに知っておいて欲しいこと

上記アシックスのランナーズフェイスカバーの他にも、同様の商品は出てきているかと思います。普段ジョギングをしない人からは、マラソン大会が開催されていることを良く思われていないはずです。

パフォーマンスが変わらないのであれば、マスク着用してレースに出場しても目的は達成できるので、こういう商品を試してみて、レース中にも使って欲しいと思います。

使用してみて「いいな」と思った方は、ぜひこういう商品を知人にも勧めて欲しいですし、レース中にマスクをすることにチャレンジして欲しいと思います。

感染症対策をしつつ自己ベストを更新できたら凄くカッコイイですよ。

大会運営者への提言

トップレベルの一部大会や、諸事情により夏にしか運営できない(山を走るなど)大会を除いて、着用してもパフォーマンスが落ちないマスク(やそれに類するもの)の利用を勧めて、レース中のマスク着用を必須にしてはいかがでしょうか。

着用必須について反対する人の主な理由は、着用することでタイムが出なくなること、パフォーマンスが落ちることかと思うので、そうならないマスクもありますよ、ということで、参加者も納得するかと思います。

開催できる大会も増えると思いますし、ランニングをしない人にも、ある程度理解をしていただけるのではないでしょうか。

この話についての天の声

アンタたまには良いこと言うのね。今回については賛同するわ。

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