10/5のゆる〜く気になる記事 日本企業の脱中国加速か
10/5の日経新聞からです。今日は中国の記事を取り上げましたが、米湾岸ストの早期妥結、昨日に引き続きEV関連など朝から気になる記事がいくつもありました。
日本企業の脱・中国加速
中国への日本企業の設備投資の減少や中国拠点・事業の縮小が進んでいるという事です。
この記事は、経済産業省が日本企業が50%以上を出資する5300社を対象に分析したデータによるものです。
中国での設備投資は、2024年4-6月まで7四半期連続で前年実績を割り込み、欧州への投資額を下回っています。輸出入での関係では欧州より中国が経済的な結びつきは高いのですが、投資では逆転しています。
中国投資の減少は自動車メーカーの不振が一因となります。日産やホンダは生産工場を閉鎖し生産能力を落としています。この日系メーカーの動きは、日系の自動車部品メーカーに大きく影響します。もちろん自動車産業だけではなく、記事では液晶材料や食品などにも影響があると書かれています。
中国政府は、外資の誘致に向け規制緩和を発表しましたが、景気の減速に加え地政学リスクや不透明な規制などにより海外企業の動きは鈍いという事です。
今は、投資家からも中国リスクについての企業対応を普通に求められます。中国依存の高い企業は、それなりの説明が出来ないと投資家からの評価や理解を得るのが難しくなります。これは、機関投資家だけではなく、個人投資家の目線も同じになっていると感じます。