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8/23のゆる〜く気になる記事 B to B企業 攻めのCM

夏休み中のテレビで目立ったのが、いわゆるB to B(企業間取引)の企業コマーシャルでした。消費者へ直接渡る最終消費財メーカー(B to C)のコマーシャルが一般的ですが、最近はそうでないコマーシャルが増えています。

目的としては、企業価値向上による人材確保(新卒や中途募集の充実)や知名度のアップなどが挙げられます。少し前に広告代理店の方のお話したときには、化学メーカーなどは名前だけで環境に悪いと誤解されてしまうので、それを払拭するためのコマーシャルもあると聞きました。

8/23の新聞記事になりますが、B to Bの5つの産業(化学、素材・材料、重工、機械、鉄鋼のプライム上場企業)の出稿量が10年間で2.6倍になっているとの事です。私の印象でも、数年前からかなり目立つように感じています。

目的としては、理系人材の確保と少額投資非課税制度(NISA)の存在があります。

記事に紹介されている企業は優良企業ばかりですが「こんな知名度の会社に誰が来てくれるのか、と危機感を持った」と芝浦機械の社長が述べていますが、このような危機感をしっかり認識される社長は尊敬します。「自分の会社はこんなに立派なのだから、CMなんか必要無い」と考える経営者も多いのでは無いでしょうか?

一昔前は無かった、SNSでの発信やYouTubeなどネットへの連動も進んでいます

ちなみに芝浦機械のCMには製品の説明は一切無いそうです。あくまでもキッカケとなる「入口」であり、本質である企業価値向上にはしっかり取り組む必要があります

一方、消費者の目を引くCMはリスクも伴います。表現などが不適切であると(言い掛かりもあろうかと)SNSで炎上し企業ブランドを毀損する可能性もあります。

常に時代に適応した動きが必要です

私も広報広告の部門長をしており、上記のような事は色々と考えているところです。

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