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“画”というより”絵”のイメージに近い感じの映画

有楽町のTOHOシネマズシャンテにて『ほんとうのピノッキオ』を観てきました。
「本当の〜」って但し書きが入るとホラー映画的な印象があるけどそういう作品ではなくいわゆるファンタジー映画でした。
この手の作品ってティム・バートン一強って感じだったけどイタリアにもこういう作家が居たんだなと思いました。
気になった部分を書いてみました。

・ビジュアルというより世界観

“画”というより”絵”のイメージに近い感じの映像でビジュアルというより世界観という印象がしっくりきた。ディオールのshortfilmを手掛けたマッテオ・ガローネなだけに世界観の作り込みが子供向けの映画になっても変わらない。
牧歌的な内容だけど映像美を楽しみに映画を見るのが好きな僕としてはお気に入り。

・木の質感

原作を読んでなくても「ピノキオが木で作られている」という事くらいは知ってる人が殆どだと思うが、それをどう実写で表現するのかなと思いながら観てました。全体的にテクスチャーが凄く良かった。質感というところではカタツムリを模したキャラクターの足元とか細かい所にまで手が行き届いている感じも良かったです。

という感じでした。
子供向けな作品という印象だったけど劇場には大人も結構見にきていた。
美術と衣装と特殊メイクがレベル高いなと思ってパンフレットを見るとクレジットされているスタッフの多くがハリウッドで仕事を経験しているんですね。
日本も技術力を上げていくなら海外の技術を上手く取り入れていく必要があるのかなと感じました。

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