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香港が舞台の日本のインディ映画

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 この記事も前回、前々回同様に数ヶ月前のことになりますが、吉祥寺のアップリンクにて芥川龍之介原作の『二人小町』を観てきました。監督は「カメラを止めるな」の撮影で知られる曽根剛さん。曽根さんには今製作中のT2の映像作品でも少し撮影でご協力頂いたのと、この作品が企画として立ちあがった当初、香港のお友達を紹介したのもあって上映期間中に観に行ってきたわけです。お手伝いと言える程のことでもないけど紹介してから3年近く経っていたのでエンドロールにTOOWA2の名前が載っていて若干動揺するという。😅

 原作は読んだか忘れてしまいましたが、内容が香港の街によく合っているなと思いました。そして、画がとてもキレイ。グレーティングを相当やりこんでいるんじゃないかと曽根さんを囲んでご飯に行った時にアレコレと質問をしてしまいました。創意工夫をしながらの撮影だったようで大変な苦労をされたみたい。こういう撮り方もアリだなと参考になりました。撮影を終えた後に民主化デモが起こったのもあってあの時撮影出来なかったらこの作品は完成しなかっただろうと言ってました。まさにベストなタイミングで生まれた作品だったそうで。

 曽根さんの作品は過去作も劇場で見ているのですが、いつも自分でカメラを回すスタイルは僕の創作スタイルの参考にもなってます。今後もフットワーク軽く創作活動を続けていきたいと思った時に何でも自分で出来ないと難しいなと考えているので映画監督のみならず色んなクリエーターに見てほしいなと思います。

 そんなこんなで『二人小町』でした。

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