リハビリテーション:孤独と再生の旅路
ぜひブログを読んで欲しいが、長いので要約し、中年の哀愁を加えた。
「リハビリテーション」という名前には、我々自身の物語と、今の社会を重ねた意図がある。
かつて「トーニャハーディング」として音楽を楽しんでいたが、生活の波に押し流され、音楽から遠ざかった。それでも2023年、作曲を再開したことなどをきっかけに、消えかけた火が再び灯り始めた。小さな火だが、その火は俺たちに道を照らし出す力をくれた。この名前には、自身の再生と、社会全体が癒やされることへの願いが込められている。
だが、その再生には、孤独がつきまとう。孤独は、中年の挑戦において避けられない伴侶だ。コロナ禍の孤立感、家庭の有無などに関わらず、誰もがその静けさに向き合わざるを得ない時がある。だが、孤独だけを肯定しすぎると、音楽は嘘になる。音楽は他者との共鳴の中でこそ生きるものだから。だからといって、孤独を完全に否定することも嘘になる。人は誰もが、自分自身と向き合う時間が必要だ。
ロゴには、これまでの旅路と出会った文化、そしてその中で感じた共感が刻まれている。プレステージ加藤が深く影響を受けた台湾の文化、その土地で感じた温かさや音楽の多様性。そして、我々を形作ってきた英語圏のアーティストたち。日本の土壌で生きてきた俺たちが、そのすべてを一つに繋ぎ、音楽を通じて何か新しいものを生み出そうという決意が、このロゴに宿っている。
「inside human body」は、繰り返される現実の不安と孤独、そしてその中で光を探し求める姿を描いている。お金がなく、仕事もなく、それでも何かを見つけたいという切実な想い。俺たち自身の問いかけだ。あなたにとっての再生とは何だろう?
「港のギター弾き」は、夜明け前の静寂の中でギターを弾き続ける男の物語だ。孤独な瞬間を過ごしながらも、彼はギターを通して自分と対話し続ける。彼の孤独は、自分を知るための時間であり、それでも音楽を手放さない意思の表れだ。音楽を通して、我々は何を感じ、何を見つけようとしているのか?その問いをずっと繰り返している。
40歳を超えたアマチュア音楽家に対する関心は薄い。俺たちの活動は簡単に見えるだろう。だが、俺たちはそのシンプルさの中にも成長を実感している。評価されるためだけではなく、自分自身と向き合うための音楽。それが誰かにとって光となり、再び歩み出すきっかけとなるなら、それで十分。
YouTubeで公開している「inside human body」や「港のギター弾き」、そしてロゴに込めた思い。これらを通して、我々の旅路を感じ取って欲しい。そして、問いかけてみてほしい。「あなたにとって、音楽は何を問いかけてくるのか?」 孤独と向き合いながらも、俺たちは音楽を通じて生き続ける。その火が消えることのないよう、これからも挑戦を続ける。