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旅するマジシャン「星野リゾート」

世界ストーリー図鑑とは、人、企業、業界、プロダクト、国、地域など、あらゆるモノ、コトが、大切にしている価値観や一貫している文化をストーリー(物語)として捉えて、分析するマガジンです。

こんにちは、長谷川です!
世界ストーリー図鑑の第13段は、「界」や「リゾナーレ」などのリゾートブランドを運営する星野リゾートです!可愛いキャラクターに擬人化し、どんなストーリーを持っているのか分析していきます!

株式会社星野リゾート(ほしのリゾート)は、本社を長野県北佐久郡軽井沢町におく総合リゾート運営会社。(wikipedia)

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星野リゾートのストーリー(価値観や文化)

ディズニーランドの魔法のようなワクワクする体験「旅」を提供してくれる星野リゾート。素敵なエンターテイメントを、緻密に計算され尽くした施策や戦略で実現するところから「旅するマジシャン」としてみました。

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「旅産業は世界で最も大切な平和維持産業」
旅人の輪・繋がり・コミュニティー・縦と横

 企業HPの代表挨拶に出てくるこのキーワード。「『世界の人たちを友人として結んでいく』、それは他の産業にはできない、旅の魔法なのです。」と続きます。旅をした色々な地域で、友達ができてつながっていくことを視点として持ちながら自分たちは事業をやっているのだと書いてあります。 
 この視点は随所に現れています。宿や食に留まらないワークショップや体験の提供、地域密着の施設運営、地産地消、社員の地域活動への溶け込みなどなど、お客さんもその地域も社員も含めて、繋がりながら輪を広げて行っています。この輪を広げていくことが、星野リゾートの中心にあるストーリーなのだと思います。

計算とアート・遊び

上記のような理想や理念を持ちながら、徹底的にリアルを追求することも星野リゾートに流れるストーリーかと思います。
 採用メッセージでは「オペレーションのRality」という言葉。「コーネル大学のホテル経営大学院で経営学を学んだつもりでいましたが、実際の経営の現場は、教科書には出てこない課題が山積みでした」このように星野さんが語るように、綺麗事だけではなく、目の前にある課題を解決していくことが重要である。そんなメッセージを感じます。現在のコロナによる観光業が下向きの状態でも特別なキャンペーンは打たずにいます。その背景には、内部留保を持つことで3年は社員給与払えるような状態を常に保っているなど、用意周到に現実を見ながら経営をされてきた賜物だと思います。

 そんな徹底的なリアリズムを持ちながら、随所にみられる遊び心。ホームページにも「勝手にSDGs」や「とにかくエントリー」と書いてみたり、ホテルの敷地内にさりげなく小人がいたり・・・遊ぶ余白がちょこちょこ出てきます。
 アーティスティックなホスピタリティーと、それを支える徹底的な計算を使いこなすことが、星野リゾートの良質な体験と企業としての魅力を引き出しているのかもしれません。

作成の様子はこちら

参考文献

企業ページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/星野リゾート
星野佳路の履歴書|星野リゾートが「ボロボロの宿」だった頃。お金はない、人も採れない、ビジョンはある

リクエスト・提案 募集

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます!!
・こんなストーリーもあるんじゃない?
・この人、この会社を分析して欲しい!
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そういったリクエストがありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!などの提案も受け付けています。コメントやメールなどぜひして頂けますと幸いです。
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