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始業式に 絶対に伝えること

はじめに

 こんにちは。もうすぐ夏休みが終わりますね。もしかすると、もうすでに2学期が始まっている先生方もいらっしゃるかもしれません。
 久しぶりに子どもたちに会うので、「これだけは絶対に伝えたい!」という内容を、書いて整理したいと思います。



伝える内容は大きく分けて2つ

 今回は、あえて2つに絞ってみました。きっとふたを開けてみたら、
「あれも伝えたい!」「これも伝えなきゃ!」と、てんやわんや(笑)
今すべきでない内容も、たくさん話してしまっているとは思うのですが、2学期の方向性を示すためにも、以下の2つだけは、力入れて語りたいと思っています。

1つ目 -ぼちぼちいこか-

 以下、想定しているやりとり。
「ここで2学期に関わる問題です。先生は、君たちがどんな姿を見せてほしいと思っているでしょうか?
①いつも頑張る、チャレンジがたくさんなクラス
②やってみようかな、と思ってチャレンジできるクラス
③なにも頑張らない、やめたーってするクラス
どれだと思う?」

少し待って、挙手。
(想定では、①が一番多い)

「じゃあヒントね。学期ごとに君たちが登校する日数って知ってる?
だいたい、1学期は70日。3学期は55日だよ。
2学期はね、90日ぐらいあるよ。」

「90日もあるからさ、①で頑張りすぎたら、エネルギーがなくなっちゃいそうじゃない?先生だったらそんなに続かない気がするの。③は、ちょっともったいない気がする!せっかく学校に来てるし、何かにチャレンジしてほしいな~。
ということで、先生は②の姿を願っているよ。」

 こう伝えることによって、
久しぶりで不安だった子・いつも以上に肩に力が入っていた子
適度に頑張ろうと思っていた子・友だちに会えることを楽しみにしていた子
など、どの子も
「あ~この感じ、この感じ。自分のペースで頑張ればいいんやった。2学期はなにやってみよかなぁ。」
と1学期を思い出してくれたらな。
また、2学期が始まることを、少しでも肯定的に受け止めてくれたらなぁと思っています。
 

2つ目 -今の自分より、一歩進もう-

 以下、想定している語り。
「1学期より期間が長くて、大きな行事がたくさんあるってなると、きっと疲れが出てくるよね。そうなると“心の地図”の下側の姿が出てくることもあると思うんだ。ほんと、暑くて疲れるし(笑)」

心マトリクスをクラスの実態に合わせて作り変えたもの

「でも、先生は、頑張る姿も頑張れない姿も大事だと思ってるよ。だって、人間だし、先生もそうなるだろうし、1学期に経験した人、結構いるよね?」

「大事だからこそ、
“自分で気づいたり、人に言われたときに素直に受け取る”
ってことを、君たちには特に大切にしてほしいと思ってる。
自分の良さも悪さも、両方受け止めて、もう一歩先に踏み出してほしい。
悪さの場所にいることがダメなんじゃなくて、
“その自分を無視して、何もしない”
だと、もったいないと思うんだ。そうしちゃうと、せっかくの成長のチャンスを邪魔することになっちゃうからさ。」

 このような流れで、
“現在地からの一歩を応援する”
スタンスであることを、改めて伝え直したいと思っています。

 なんかほんと、ゆるーく
目的地はあっちだよ。ゆっくり進んでいこうね、ほんと無理せず。
ゆっくり君のペースで歩いていたら、目的地に着くからさ。
時々止まってもいいよ?そのときは、声かけるね。
友だちと一緒にやる方が、楽しいこともあるかもね。
みたいなことが伝えたいです(笑)
ゆるすぎますかね…?

最後に…

 最後まで読んでくださりありがとうございます。このように自分の伝えたいことを言語化していると、
“どうして、心マトリクスを導入したのか”
“どうして、自由進度を取り入れているのか”

自分が、これらの実践を取り入れた原点を思い出すきっかけになりますね。この“原点”に関してもどこかで、書いていきたいなぁと思いました。

 やはり、アウトプットというのは、良いものですね。アウトプットは最大のインプットと、何かの本?で書いてあった気がしますが、まさに今それを体現?体験?しています。

 2学期も頑張って更新していこうと思いますので、お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。
 ありがとうございました~。

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