見出し画像

物語の始まり始まり

今回はどのようにして物語ができたのか。伊勢物語ではどのように描くことになっているのかを中心に書きたいと思います。参考にした文献はこちらでです。https://amzn.to/3W3WjcV

①物語が出来た背景


平安時代や平成時代を通して文化が栄えました。遣唐使や遣隋使などによって日本に合理的な法制度も確約されていた状況です。

そのように社会が発展する中で個人的に焦りを感じるようになった民衆が沢山いたのです。

男の人は感じなどを使って表現することができたのですが女の人は出来ないような状態が続いたのです。

しかし仮名読みが生まれました。そうすることで女性も読み書きできるような状態になったのです。

そこで「このかけがえのない自分はどこからきてどこへいくのだろう」という難題にぶつかります。

そこで書くようになったのが自分が欲しい世界や神話を書くようになったのです。つまりは、個人が個人のために書くことや女性が女性のために書けるようになり、女性が字を読めるようになったのです。

そこで大事になったのが女性の理想とする男性とその男性に好かれたいがために頑張ることができる女性というものが大事になったのです。

今の少女漫画やアニメもこのような構造になっていることが多いような気がします。これが今でいう女性が描くシンデラコンプレックスになっています。(ex.ゲレンデマジック)

②伊勢物語の構成

皆さんが一番初めの物語と言えばよく思い出されるのがおそらく伊勢物語だと思っています。こちらを見ていきたいと思います。

主人公は在原業平。彼は色男だから和歌が書くのがうまくて女性もモテやすかったです。その数が3733人とされています。しかし彼はあまりいいイメージを持たれていません。(少なくとも光源氏よりかは)彼にも困難があって薬子の変に巻き込まれてさんざんな状態だったのです。伊勢物語ではその中でも12人の女性をターゲットにして書いています

一方女性は自分の理想とする男性と一緒に過ごしたかったのです。しかし女性には政略結婚が待ち受けている場合が多いのです。理想の男性と一緒になることを夢見ているのです。

それに比べて男性は自己実現欲があったのです。美しい人と一緒にいたいとかたくさんの妻が欲しいなどです。だからたくさんの妻の家に行くことが日常茶飯事でした。

そのような女性はずっと男の人と一緒にいたいがそういうわけにはいかない男性の事情があったのです。

このような物語は読者が女性なで、男を中心に描きその結果、女性がどのようなアクションをとるのかを中心に描かれています。作者は男性です。

この影響を受けてできたのが源氏物語です。次回は源氏物語を取り上げながら話を進めたいと思います。

今回は以上です。ありがとうございました。参考文献は下に貼っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?