北海道で、車のない生活を送ってみる
何かの機会によく耳に(目に)する、
「社会人になったら〇〇を買え!」
というフレーズ。
車を買えとか、家を買え。時計を買えとか、さらには株を買えとかそんなものまであるかもしれない。
でも。でも、である。
(高校の先生は「〇〇なのはよくわかる。でも、でもね、がつくんだ」とよく言っていた。お元気だろうか)
人間に、そんなに必要なものってあるんだろうか。
時計が必要だろうか、
持ち家が必要だろうか、
最新式のピカピカのスマホが必要だろうか?
昨今の断捨離ブームの波を肌で感じながら、
「これは必要?あれはどうだろう」といろいろ考えている最中だ。
そんな中で、最もいらないのではないか?と考えたのが「車」。
平成の終わりとともに社会に旅立ち、
親が乗らなくなった車を嬉々として譲ってもらった。
休みの日には200㎞先の温泉まで繰り出したり、
連休に地元に帰るときも乗り倒したりした。
初めての車検ではびっくりするような請求書にあたふたし、
毎月の給油額を見て苦笑いをしもした。
そんなわけで働きだして1,2年のうちは、
車はあちこちに僕を連れ出してくれるスーパーマンだった。
道内さまざまに知らないところを見て回り、
友達と夜の田舎道をドライブした。
頼れる相棒だった。
でも、ある時ふと気が付いた。
車は便利だけど、遠出する以外で使ってないな、と。
手放してもいいかもしれない。
当然親や周りの人間は「忠告」してくれた。
「都市部に住んでるうちはいいけど、田舎に行ったら車は必須だ」
「休日に遊びに行くこともできなくなるよ」
「買い物にも不便だよ」
いろんな声を聴きながら、それでも僕は車を手放すことを選択した。
今後道内あちこち、「マチ」に行くこともあれば「田舎」に赴任することもある。
ちょっと出かけたくなる時もあるかもしれない。
具合が悪くなって病院に行かないといけないこともあるかもしれない。
そんな中で車を手放した、そういう決断を下したことを、
すこしずつ書いていけたらいいなと思う。
今日はここまで。
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