見出し画像

銀行員の転職

俺が転職した27年前は外資系保険会社に転職と言うより銀行を辞めて転職する人間なんてほとんどいなかった。

銀行員は給料も安定していて世間一般から見れば高給取りと言う感じ。ボーナスも成績が悪かろうがしっかり貰えた時代であった。

回りからは全く理解されない転職であった。
悪い事は言わない。そんなおばちゃんの仕事して何になるんだとも言われた。やめとけ。騙されてるんだ。等散々だった。

しかしバブルが崩壊し特に外資系保険会社、カタカナ生保が急速に業績を伸ばして行く頃になると俺のいた銀行から何人も保険会社に転職していった。

当時、多かったのが、
今はなきア◯コジャ◯ン、A◯Gスター
そしてソ◯ー生命である。

そんなに目立った成績ではない営業マンも次から次へと転職していた。

俺の会社に転職して来た営業マンはいなかった(笑)
その後、数人転職してきたが残念ながら今はいない。

おそらく夢のような年収を聞かされ転職したのではないかと推測される。

この時期に銀行の人事部より全行員に通達が出されていた。
なんと保険会社の離職率ランキングだったようだ。( ゜o゜)

大量に転職した保険会社はどこも驚くべき数字だったようだ。
そして俺の会社は離職率ランキング最下位と言う、何とも良い宣伝になっていた(笑)

どこの雑誌のランキングだったのだろうか?(笑)
週間ダ◯◯モンドあたりかな?

人事部もさすがに行員の流出を防ぎたかったのだろう。

そしてそのランキングの通り、見事に全員漏れなく消えていった。( ゜o゜)
皆、夢破れ、現実を目の当たりにした事だろう。

現在も保険会社でビジネスを継続しているのは俺だけになっている。

ちなみに俺の会社の保険契約は前職の銀行の団体扱いとして給与天引きとなっている。

団体扱いの給与天引きも自動的になる事はない。
銀行が俺の会社を認めてくれなければならない。
本当に有難い事である。

人事部に俺のお客様もいるが、今は日本社も含め、全保険会社の中で保険料総額ではトップのようだ。

長くビジネスを継続していると言うのは、それだけで信頼されると言うイメージには繋がると思う。

まだまだこれからやる事はたくさんある。
これからも初心を忘れずに日々、進化して行く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?