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仕事が嫌いになったら、分解してみる

タイトルが壮大な気がしますが、これは職場を辞めた時や、仕事そのものにネガティブな想いが生まれた人に向けた話です。書き出してみるだけなので簡単です。参考にしてみてくださいね。

もちろん、仕事そのものが本気のガチで嫌いな場合もあります。そういう時は休もう。命がなければ仕事はできん。

元の文章は個人サイトで公開していたもの。数年前の体験をベースにしてます。テーマ的に見てもらうチャンスが欲しくて移行しました。後日また手入れするかも。

それではいきましょー。

◆もう仕事したくないんだが…

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好きだった職場を離れた。

辞めると決心するまで数カ月…いや、もっと前から辞めたがっていた。『辞めます』たったひと言が口にできなかったのは、評価への未練や変化への抵抗など、色んな感情があった。

辞めてから出た感情は、それ以上のものだった。

最後まで思うような結果も結末も得られなかった空虚感、早く辞めりゃ良かったという後悔が、予想以上に強くあった。空虚感を持たせた会社と、決断力がない自分への後悔。

『好きな仕事でさえ、こんな結果な私は何をやればいいんだろう…』

失望感。仕事への意欲がわかない。そんな状況。燃え尽き症候群に近い感覚でしょうか。この感覚を持った人は多いと思います。

そうしているうちに「仕事」そのものが面倒になった。そんなことを言っている余裕は無かったけれど、それでもどの求人にも興味は持てなかった。

これはちょっとヤバいなと、辞めた職場について洗いだしました。その結果、簡単な方法に気がついた。

◆仕事を「人・場所・内容」に分解する

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ざっくり書くと『仕事が嫌い』という気持ちを分解することで、小さくしていくんです。

仕事という大きなカテゴリのまま気持ちを置いとかないで、仕事の中の何が嫌いだったのか?を見つける。

「仕事」という枠は、大きく分けて3つの要素だと思うのです。

・相手(誰と)
・場所(どこで・どのような)
・内容(何をする)

ネガティブなイメージが作られた職場を思い出して、ここに当てはめていく。

例えば、居酒屋だったら

・店長やスタッフ仲間、お客さん
・店舗の中で
・注文や会計対応など、接客全般をする

みたいな感じ。

1:誰と~深く関わる人は?

・同僚と
・上司と
・先輩と
・後輩と
・お客さんと
・クライアントと

仕事をしていると色々な関係性の人が存在しますが、その中で深く関わる機会が多い人が重要。

例えば「同僚は大好き、一緒に仕事をする先輩は苦手」と「同僚は苦手、一緒に仕事をする先輩は大好き」だったら、会社で感じるストレスは違ったものになりますよね。

2:どこで~どんな環境か

・会社
・店舗
・工場
・取引先
・自宅

どこで働いていたかは「会社」「店舗」で終わらず、その環境を思い出す。室内の様子、人の様子を。雰囲気や目で見た感想を。

職場は、
狭かった?広かった?
人は多い?少ない?
賑やか?静か?
明るい?暗い?
暑かった?寒かった?
風通しは良かった?悪かった?
空間は整頓されていた?散らかっていた?
...

3:何をする~辛かった業務は

職場の数だけ業務がありますが、どんな業務が辛かったか、ストレスを感じたかを書きだす。無かったら無いでOK。

◆書けば、見えてくる

第三の道

1~3の答えが出たら、それらをまとめます。

例えば私の場合はこんな感じ。

業務内容は好き。ストレスを感じるものは少なかった。一緒に働く相手は同僚と上司。上司とはコミュニケーションが取れず喧嘩をした。また、室内は明るく、比較的整頓されていたが、室内で体調を崩すことが多かった。

↓ ↓ ↓

1:同僚は好きだが、上司と相性が悪い
2:環境は比較的良好だが、何故か体調を崩しやすい場所だった
3:なし

ということで、仕事が嫌いなワケではなく、仕事についてくる人と場所が合わなかっただけということが見えてきました。

そうでした。

場所と相手が“合わなかった”だけなのに『好きな仕事でさえ、こんな結果な私…』『もう仕事めんどい』と、話を大きくしていたのだった。

自分は仕事ができない、ここを辞めたらどこでもやってけない、社会に馴染めない…などと、ダメなカテゴリを大きくしていた。

◆『自分はダメ』なんて言葉でまとめないで

この方法を紹介して、一体何が言いたかったのか。

「誰と」「どこで」「何をする」―そこが合わなかっただけなのに、着地点を自分のせいにしてほしくない。

ダメじゃないから、自分の中の自分が『この職場はあなたに合わないよ!』と、仕事を通して教えてくれたんだと思うから。

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