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いつから、感情に「良いor悪い」をつけるようになった?

ポジティブな感情は良くて、ネガティブな感情は良くないという価値観に、私はもう疲れたんですよ。

ネガティブっていう汁に浸かりすぎた。きっと出汁すらもないだろう。出汁だったらまだ美味しくいただける可能性がありますが、人間のネガティブ出汁はしょっぱい。涙とかで。

だから、ネガティブな人がポジティブな人にチェンジして、自分や人生を変えたくなる気持ちはよくわかるんです。ネガティブとポジティブって反対の感覚なぶん、良い影響がある気がするし。私もそうだし。

わかる。わかる。わかる、けど。

ポジティブが苦しいなら、ポジティブは諦めよう。っていうか、諦めてもいいものなんだよ。


これまで着々と積み上げたネガティブを、ポジティブパワーで一気に崩そうとすると、リバウンドがある。何よりこの方法は、ネガティブを「なかったこと」にしてしまう方法とも言える。

あなたが今まで感じたネガティブは本当に、なかったことに相応しい感情なのだろうか?本当に、なかったことになる感情なのだろうか?

そこまで育てたのに?
育っているのに?

ネガティブな自分をやめたいならやめればいい。でも、ポジティブな自分にもなれないなら、それもまたやめていい。少なくとも、今は。

どちらの感情も、そう感じるから持てているものなのだ。

つまりは、

「ネガティブは悪い感情だから、なかったことにしなきゃ」
「ポジティブは良い感情だから、無理にでも意識しないと」

という感覚が、苦しみの始まりではないだろうか。


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