或る日

2月、ここじゃ今季2度目の雪。
バイトの都合で自宅警備員の真っ最中だ。
ボーッと何も考えずににゃんこ大戦争をやっている。
”そういえばなんで始めたんだっけ”
”あっ、もう勝ちそう”
思ったことが形になる前に頭に浮かんでは消えていく。
もう勝てるのになんとなく強いキャラを追加で出す。
これは意味があるのかな?ないかな?
人生に例えるとどんな場面なのだろう。保険?一応とか、念のため。考えが少しだけ形になった。
“今のはそこら辺の雑草くらいには考えが伸びたかな”
”それは雑草に失礼かも”

窓から外を眺める。積もってるなあ。
ふと、この世界に自分しかいないような気持ちになる。いや、ここからみると本当に1人しかいない。
本当に今は自分だけの世界になっている。
心地良いな。
時間は進んでるけど、永遠の中にいるみたいだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?