女遊び

失望している。私は今、心から自分に失望している。
食卓の椅子に座りながら。

少し前に友達が本で読んだ有る節を教えてくれた事を思い出している。
全文を覚えている訳ではないが、確かこんな内容だった。
男子は酒、タバコはほどほどに、女と遊んで失敗せよ。(失敗ではないかも)
というような事だった。
その時は、あぁなるほど。その通りだな。と頭では理解していた。実際それは本当に大事な事だと思ったからだ。頭では。。

私は昨夜、友達の車に乗るや否や女の家に遊びに行くと言われた。
スケボーをすると聞かされていた私は、穴のあいた靴を履き、ボードを持っていそいそとマンションの向かいに停めている車に乗り込んだ。
そこで初めてそう告げられたのである。

今はその日の翌日の正午辺りである。
ボーッとしながらベット上で考える。夢と現実をずっと行き来していたカオスな脳で。
昨夜、詳細を言うまでもなく私は何もできなかった。
元々人見知りではあるものの、それだけでは言い逃れが出来ないほど、うまく出来なかった。
気も遣えず、無駄に緊張し、話題を振る事も出来ずにいた。そんな自分が恥ずかしいと感じつつ、そう思うに至っても行動ができない自分を更に恥じた。
負の無限ループである。
消費者金融に金を借り、手持ちだけを増やすクソループのクソムーブとなんら変わりはない。

ぐだぐだと愚痴るだけじゃないか。
そんなことで悩むな。
と思う人は多いだろう。
しかし私は今こんな事で悩んでいるのだから仕方がない。
文章に残してこのモヤモヤして心が引き裂けるような思いを整理させたかったのである。
こうしてつらつらと吐き出す事で。

もう一度冒頭の言葉を思い出す。
頭では分かっているのだ。
やはり行動に移すことは別物だ。
女遊び以外で言えば、私はだいぶ行動に移し、続ける事を並くらいにはできるようになっている気はする。
だがそれも思い上がりなのかもしれない。
そんなほどにこの出来事は私の自信を崩させたのだ。
出会いはある。
結局あとは自分次第なのだ。変わらなければ何も変わらず、変わろうとすれば少しずつ変わっていく。
そうして変わるのだ。
ここまで書いてほんの少し落ち着いた。
でももう少しぐちぐち悩もうと思う。
もうバイトに行く時間だ。テーブルを見渡し、食べ終わった食器に目をやる。片付けないと。
こんな時に一言応援してくれる女の子が欲しいな。

あー彼女欲しい!!、!!!!!!!!

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