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子どもたちに寄り添う【学級づくり】

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掲示物一つとっても、未だにぐちゃぐちゃ考えてる

掲示物は、子どもたち自身が(あるいは周囲が)優劣をつけてしまうから、やめたがいいという考えがある。確かにそうかもしれない。でも、優劣がつく場面は他にもある。ということは、そういうことも全部止めるということなのだろうか。実は中休みだって、子どもたちは優劣を感じている場合だってある。 そもそも結果だけに、子どもたちも、大人たちも、目を向けているから優劣をつけることが起きてしまうとは考えられないだろうか。優劣がつくから掲示をやめるからこそ、その子らしさや、そこに至る過程、その子の

#1-「正解」の前に、「最適解」からスタートする

取組だけを聞いて、見て、 活動だけを聞いて、見て、 「それがいいですよね」「そうすべきですよね」と評価して、それを自分の足元にも、今直ぐ持ち込もうとすることには慎重でありたい。 その取組は、 その活動は、 本来あるべき姿、これから目指すべき姿かもしれない。 ボクらが求めている「正解」かもしれない。 でも、 ずっと管理的な学級運営をされてきた学級や、不安定な状態の子どもたち多い学級で、今直ぐそうすることが「正解」なのか。 同じ学年に経験の浅い先生がいる時に、今直ぐそうするこ

「保護者の声を集めること」と「読み格差」

今年度、学校が異動して変わったことをきっかけに、保護者からの声を集めて、学級通信で紹介していこうと思った。風通しのいいクラスにしたいなと思っていたし、子どもたちに「共に」関わり、「共に」向き合うという土壌づくりのためにも、やってみようかなと思った。 そこで、こんなお願いの文を綴った。 さっそく声が届けられた。 若いころのボクだったら、そりゃもう、めっちゃ喜んで、すぐに掲載していただろう。そう、ボクは、以前にもこうした取り組みをしていたことがあったから。 でも、今回は、

3学期2日目~書初め大会開催

3学期2日目。書初めをした。 まず始めに教室で、書初めの由来を共有した。  ・江戸時代ぐらいから庶民もやる年中行事になった。  ・1月2日にやるのが基本。 そして、「決意の気持ちを込めて、いい字を書こう」という、共同の目標を設定する。 それから机を下げ、スペースをつくる。密を避けるために、一部の子たちは、空き教室に移動。 書初めは、恵方に向かって詩歌を書いていたという習慣が由来になっているので、恵方に向かって準備をする。 今年は南南東らしい。南南東は、iPhoneコ

3学期こんな風に過ごしたい~「しるらないカード」を使って

今日から3学期。 3学期、どんなふうに過ごしたいかを「しるらないカード」を使って、表現してみた。 ①教室でインストラクション ②空き教室に、しるらないカードを散らす。 ③しるらないカードを見ながら、インスパイアされながら、こんな風に3学期を過ごしたいと思えたカードを1枚選ぶ。 ④友達と重なった場合は、話し合いで解決。 ⑤カードを教室に持ってきて、そのカードをそばに置いて、A5の用紙に、好きなように、「3学期こんな風に過ごしたい」という思いを表現する。 ⑥言葉にし

42回…

明日から3学期。 新学期と言えば、黒板だ(笑)。 SNSには、子どもたちを迎えるものが描かれた、ステキな黒板の写真が アップされていく。 絵が下手なボクは、そんな黒板を見て、ため息をつく。 でも、そんな黒板は、きっと子どもたちは喜ぶだろう。初日から笑顔があふれることはステキだ。 黒板アートにはいろいろと言われている部分もあるし、ボクも思うことがあるけれどど、少なくとも、笑顔で子どもたちに初日を迎えてほしいという思いをもち、そのために自分の持ち味や、自分の努力を注ぐことは

この危うさにどれだけ自覚的になれるか。

清掃のやり方は、本当にいろいろあって、いろいろあるのはいいんだけれど、ちょっと気になっていることは、先生自身の思いが強過ぎていないかなと思うことがある。 もちろん「このやり方が子どもたちのためになる!」と思ってやるんだろうけれど、でも、同じクラスの子どもたちでも、先生が違えば、また違うやり方になって、そして、違うやり方なのに、同じように、「このやり方が子どもたちのためになる!」と思うんだろうな。 その度、子どもたちは、先生の思いに合わせて、やり方に自分たちを合わせていく。

どの子とも1対1で話せる時間がほしい。

朝方、かなりの勢いで雨が降っていたが、出勤するころには少し収まった。 でも、予定されていた「たて割り活動」が中止。 密を防ぐために、戸外での活動限定だったためである。しかも、かなり活動内容も限定されている。 なので、そもそもそこまでして、今年度「たて割り活動」をする必要があるのかという議論もあるが、とりあえず今日は中止。 ただ、矢面に立たされることも多い「たて割り活動」だが、ボク自身は、あると良いなと思う活動の一つ。 兄弟がいる家庭が減り、地域のつながりが薄くなった今、

対話型読み聞かせ、はじめました…

今日は暑かった。マスクの紐がびしゃびしゃになった。 でも、この暑さがいい。 暑い中で、汗がどんどん流れ出てくると、自分が生きているという実感をもつことができる。 雪国に住んでいるから、四季折々のよさはわかるけれど、それでも夏がいいな。 毎週金曜日に絵本の読み聞かせをしている。 時々読めない時もあるけれど、基本的には金曜日に読んでいる。 5年生も40冊ぐらい読んでいて、6年生になってからは「対話型読み聞かせ」をしようと思っていたのに、コロナ禍になってしまい、それができず

「虹色の29ピース」~学級目標って???

学級目標が決まった。 「虹色の29ピース」 候補に挙がっていた「SODA」も良いなと、ボクは思ってた。 ソーダのように弾ける楽しいクラスであってほしいし、ソーダは爽やかな感じもあるから。みたいな理由だったのだけれど。 でも、子どもたちは、個性を大事にしたいという思いが強いようで、虹色も、パズルのピースも、その視点で出てきた言葉だった。 よくあると言えばあるような言葉、フレーズかもしないけれど、すべて子どもたちから出てきた言葉だし、決まるまでの過程もすべて子どもたちに任

理解することは理解されること

「多様性」という言葉がよく聞かれるようになった。 でも、言葉に出すのは簡単だけれど、「多様性」を理解し合い、「多様性」を受容し合い、「多様性」の中で、それぞれが「らしく」日々を過ごすことは難しい。 それでも、ボクは、「多様性」を意識したクラスづくりをしたいと思っている。 理由はいくつかあるけれど、ボクの初任校であった特別支援学校での経験も大きいし、パンクロックを通して知ったマイナリティの視点も大きい。もちろん「これから」の時代を見据えてのこともある。 では、具体的にどんな