昔のマンガのデタラメ楽器が愛おしい
以前「人間はデフォルメされているのに楽器はデフォルメされない違和感」という記事を書きました。
最近のマンガはきっちり調べているのか、楽器の形やデザインはしっかり描かれている事が多いと思います。しかし、2010年以前のマンガはそうでもなかったりした記憶があります。
例えば映画化された「NANA」というマンガの場合、初期のライブシーンを見ると楽器はよく描けているのですが、全ての楽器にシールドが刺さっていません(確か1巻だと思います)。
また、ガイコツマイクを使用するシーンでもマイク部分では無く頭の部分を口に向けています(東京での最初のライブシーンだと思います)。
あと題名は忘れましたが何かの少女漫画でギターを弾くシーンがあったのですが、そのギターにはフレットがブリッジまで打たれていました。
昔はそういうものを見て指摘して笑っていたものですが、最近普通にリアルに描かれた楽器のマンガばかりなると昔のそういった適当に描かれた楽器がいとおしくなってきます。
それに適当だと思う描写も実はちゃんとしているのではないか疑惑も出てきます。
例えば冒頭にあげたNANAですが、シールドが刺さっていない楽器に関しては楽器にワイヤレスが内蔵しているという設定であれば問題ありません。ガイコツマイクだって市販のものではなく主人公が頭にマイクがあるものをオーダーしたって考えれば全く問題ありません。
ブリッジまであるフレットのギターだってJIMMOさんのJINMOIDのさらに発展させたものを作っていてもおかしくありません。
http://www.neuvellaxe.com/hp_basslab2/jinmoid1.htm
そんな事考えていたらこんなイラストを発見しました。
間違いだらけと書いてありますが、間違いと考えるのではなく、まだ人類がこういったギターを生み出していないだけなのです。
マンガに楽器出す場合はリアルなものではなく、もっと変なものやいい意味で音楽知らない人の妄想した楽器を出して欲しいです。そしてそれをどうすれば現実化できるか考えたりして楽しみたいです。
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