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短かった授乳期間と突然の卒乳

妊娠中から、「母乳で育てたい」という思いは決して強くありませんでした。
というのも、友人・知人で子育てしている人で、生まれた直後からミルクで育てている人が複数人いて、特に弊害が生じているように見えなかったからです。
元々、コーヒーもお酒も好きだし、ただでさえ妊娠中に我慢したんだから、落ち着いたら自由気ままに飲みたい、という思いもありました。

授乳はいつ落ち着くのか

出産直後、元気におっぱいを吸ってくれた我が子。
産院で助産師さんに「やる気いっぱいだね」と賞賛された我が子。
(その後、2週間ぐらいは飲ませるのに悪戦苦闘しましたが…)

私の方も、多少の胸の腫れ・炎症はあったものの、母乳は順調に出るようになり、1ヶ月半ぐらいまではしっかり母乳をあげていました。
しっかり出ているな、という実感もありました。
けれども、我が子の飲む意欲は凄まじく、常に母乳+ミルク、徐々に母乳<<<ミルクになっていました。

コーヒーが飲みたい、お酒も飲みたい

赤ちゃんのいる生活は、毎日が必死で、徐々に疲弊するものです。
寝不足が続けば、コーヒーが飲みたくなるし、疲れた時にはビールでも飲みたくなる。
けれど、授乳していると何だか飲んではいけないような気がする
コーヒーは少量であれば問題ない、お酒も飲んでから時間をおけば問題ない、とはあるものの、制限付きだと気兼ねなく楽しめない
でも、もう少しがんばってみるか…と、やり過ごしたのでした。

2ヶ月ごろから授乳を減らしはじめた

妊娠中に「ネントレが大変だ」と自分に刷り込んでいたので、産院を退院してから睡眠・授乳・ミルク量はしっかり記録をしていました。
(↓妊娠中に読んだネントレ本はこちら↓)

夫にも、生活リズムを早く整えられるよう、毎日できる限り同じ時間に沐浴をお願いしたり、ミルクをあげる時間・量も調整していました。
すると、2ヶ月ごろには、ほぼリズムができてきました。

そのタイミングで、
来年4月から保育園に預けたら、授乳は朝晩しかできないな」と、頭をよぎった私。
(今考えれば、気が早すぎた!汗)
思い立ったが吉日…と、徐々に朝・晩2回の授乳をメインに、日中はあげるのをフェードアウトさせていったのでした。
我が子がミルクを嫌がらない、ということもあり、全く問題なくミルクメインに移行できました。

3ヶ月を目前に母乳を拒否するように

朝晩2回の授乳、日中はミルクで落ち着いていた2ヶ月〜2ヶ月半。
このリズムで年を越して、来春の前に卒乳かな…なんて考えていたら、ある日突然、授乳しようとすると全身を反らして泣き、全力で拒否をするように。

何が起きたんだ?!
体調でも悪いのか?!

と、心配したのも束の間、ミルクをあげたらゴクゴク飲んでいるではありませんか!
調べてみると「哺乳ストライキ」と言うそうで、母乳をメインで育てている方は頭を悩ます問題だそうです。

そう、母乳メインで育てている方は、です。
私は、完全ミルクではないものの、ミルクがメインで育てているので、いろんな記事を読んでみても、ちょっと状況が違うなぁ、と。

拒否されたら卒業してもいいんじゃない

母乳を飲んでもらう努力をするかはあなた次第

この「哺乳ストライキ」、ほとんどの記事で、また母乳を飲んでもらえるようにするアドバイスが書かれています。
誰もが母乳をあげ続けたいでしょ?と言わんばかりのトーンで、少し違和感を感じたんです(が、私だけでしょうか?)。
母乳しか飲んでくれない、(体質などで)ミルクが飲めない、などの理由がない限り、このタイミングで卒乳…でもいいんじゃないだろうか?と思い始めた私。

迷いやモヤモヤとして気持ちがありながらも、我が子はミルクをしっかり飲んでくれるので、これを機に卒乳でいいや!と決めたのでした。

母乳とミルクの免疫力の違いはあるのか

卒乳で後ろ髪を引かれた理由の一つは、まことしやかに唱えられる母乳とミルクの「免疫力」の違い。
もし、母乳の方が子どもの免疫を強化してくれるのであれば、できるだけ長く母乳を与えた方がいいのでは?と思ったのです。

産前、完全ミルクで子育てをする友人・知人をみて、「別に母乳じゃなくてもいいや〜」と思っていたはずなのに、こんな思いが芽生えてくるとは、自分でも驚きです。
子どもにとってベターな選択をしたい、と思う親心ですかね…

母乳とミルクで、どれぐらい免疫に差が出るのかを調べてみると、母乳とミルク自体の成分の違いはわかるものの、それを飲んでいる子どもの免疫力にどれだけ差が出るのか、については具体的にわかるものが見つからず、ますますモヤモヤ。
やっぱり頑張って母乳飲んでもらったほうがいいのかな…なんて考えていたら、この記事に出会いました。

詳細は読んでいただき、共感できる・できないはあると思いますが、最後の一節に私は胸を打たれました。

 日本全国で毎年80万人の子供が生まれています。その全員があらゆる知識に基づいた完璧な育て方をされるわけではありません。多くの家庭で、医学的な推奨とは相反することがいくつもなされているはずです(筆者もそうです)。

 にもかかわらず、「育て方を間違ったせいで」乳児が死亡するのは非常にまれなことです。すなわち、医学的に「正しい」子育てなんて、大した意味はないのです。

ちょっとダメ親になりましょう。親はみんなダメ親です。そして、それでいいのです。

母乳とミルク、免疫力の差は不明 「正しい子育て」にとらわれないで

ついつい忘れてしまいがちですが、「正しい」子育てなんて、ないんですよね。
生まれた時は、産声をあげ、息をして、おっぱいを咥えてくれたことだけで、よかった〜!と思っていたのに、たった3ヶ月でどうして「正しい」「より良い」育児にとらわれてしまうのでしょう。
元気に、のびのび、日々生活をしてくれていれば、それでいい。
その気持ちを忘れないようにしなければ、と思ったのでした。

生まれた翌日。ゲップさせるのにも一苦労。
小さくてふにゃふにゃで、ただ息をしてくれているだけで嬉しかった…
この気持ち、忘れないようにしたい。

本当は私が寂しいだけかもしれない

あれこれ調べて、卒乳をしよう、と決めたものの、私の心はなぜかモヤモヤ。
自分を納得させるのは得意なはずなのに…
あ、そうか、私が寂しいんだ
と、気がついたのでした。

たった3ヶ月で我が子の成長を実感

コーヒーが飲みたい、お酒が飲みたい、と言いながらも、義務感のようなものをもって授乳をしていた私。
早く卒乳したい、と思いながらも、授乳の時間は親子の時間。

たった3ヶ月前に生まれて、2ヶ月前にやっと上手に飲ませられるようになったばかりだったのに…それが3ヶ月を目前に突然、「ギャァァァァァ!!!」と泣き叫ばれて終了するのはやはり少々寂しいものです。笑
けれど、授乳期間が長くなればなるほど、卒乳の難易度は上がりそうだし、今が私たちの卒乳のタイミングだ、と言い聞かせています。

授乳量を減らしていても、ケアは必須

授乳は朝晩2回、時間も徐々に短くなっていたけれど、突然母乳が止まる訳ではありません。
これから、どのように卒乳後のおっぱいケアをするのか、それが課題です。

実は、2週間ほど前から乳頭に詰まりがあり…ちょっと痛い。涙
セルフケアで解決できるのか、はたまた母乳外来に行くべきか、悩んでいます。
まずはセルフケアで様子をみている状況です。

産後3ヶ月、日々、身体の変化を感じ、より一層ケアが必要だと感じるようになってきました。
産後のセルフケアについては、今後、試行錯誤しつつ、またnoteに書ければいいなと思っています。

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