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自閉症スペクトラルマンの将来について考えること。



自閉症スペクトラムの息子をもつ母として、
将来のことを聞かれることが時々ある。
聞かれる前提として、
不安でしょう?どうなるかわからないでしょう?と言う感じ。


なんだけど、彼の将来には希望しかなくて、
答える時相手の希望に沿う答えを言えなくてごめんと思う(笑)


不登校を3年経験しているし、
日々大変なこともたくさんある。

だけど、それが将来の不安とは別。

だって凸凹が激しいってことは、
凸の部分もあるってこと。

そして、同じように凸凹を持った人も
世の中にはたくさんいる。

私だって方向音痴だし、
計算も苦手だし?

そんな誰かの凹を
彼が埋められる可能性は無限大だと思っている。

そして、彼の凹だって、
誰かの凸によって
助けられる可能性だって無限大。


彼をみていると、
私とは違う人生を歩んでいるんだな、と当たり前だけど思うことがたくさんある。

私は学校に行くことを当たり前と思って、
これをしなさいと言われれば、
しなきゃいけないことなんだな、
とある程度こなしてきた。

彼の場合は、
学校に行くことさえも、行く意味とは何なんだろうか、から入る。
私が彼を見ていて不安になる時は、
私が歩んできていない道だから。
知らない世界だから。

だからきっとこれからも、
私の知らない道を辿って大人になっていくだろうし、
職業だって今あるものよりもっと増えて行くだろうし、
彼が彼らしくいれる場所ならなんでもいい。


「読み書き計算できないと大人になっても困るよ」っていう言葉を聞くたびに、
この子は好きなものを知りたい気持ちや
好きな気持ちから、
読み書き計算を覚えて行くから、
みんなと順番が逆なだけだからきっと大丈夫。と思ってる。

だって、
一才でトーマスが好きすぎて車体番号1〜12まで覚えたし、
今は鬼滅の刃や呪術廻戦のアニメで漢字も覚えたし、
パソコンゲームするためにローマ字も覚えた。


あなたの凸凹は宝物だよ
って言いたいし、
大人になった時そう思える彼になると
私は嬉しい。

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