見出し画像

書籍「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」読み終えました。

文庫4冊と大ボリュームでしたが、面白かったです。

ハリー・ポッターシリーズが進むにつれ、著者が扱いたかったテーマが見えてきて、興味深いです。

『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングの小説「カジュアル・ベイカンシー」がBBCでドラマ化されているが、その内容が政治的すぎて選挙前の時期の番組には相応しくないと与党議員が批判している。

2015/2/9

ハリー・ポッターって、「孤児の少年が魔法使いになる成長ストーリー」かと思いきや、ものすごく政治的なお話で、社会派な話が好きな私としては願ってもない展開。

著者のテーマは、一貫している。

今まで、「ハリー・ポッター大好き!」という人に出会っても、ストーリーについて言及していた人がいなくて、知りませんでした…。

今までスルーしていたのが、もったいなかったです。

今回は、自分たちの保身を第一に考えて現実を見ようとしない役人たちに翻弄されるお話。

本来の敵よりもやっかい。

法律や条例を盾に、権力を剥奪したり、学校教育への介入など、現実にもありそうな出来事が多く、私はまたまた安倍政権を想起しながら読んでいました。

𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸

安倍、菅、岸田…と、まだまだ自民党政権は続いていて、腐敗は続いています。

統一教会との癒着が暴かれたのに、なぜ人は変化を起こそうとしないのか…。

縁故主義も、安倍政権から顕著。タガが外れています。

「異次元の親ばか」は、笑った。

日本人はイギリス人と同じく、「家柄」「家系」が好きですよね。

世襲政治家が庶民のための政治をするわけがないのに、なぜか卑屈になり、「サラブレッドは優秀」「任せておけば安心」と思いこまされているんだろうな。

𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸

ハリー・ポッターは相変わらず、癇癪持ちで無鉄砲で…。

でも、そういう泥臭い人間臭さがいいんでしょうね。

ハリー・ポッターの仲間も、強くてカッコいいというよりは、スクールカーストの下位層だったり、味方の大人たちも、社会のはみ出し者が多い。

著者は徹底して、今の社会のマジョリティではなく、少数派に心を寄せているのかも。

🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹🔸🔹

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?