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人生に途方もなく悩んだら

 あまりに悩みすぎると悩み事とその解決策の案とっていう道が2パターンしか描けなくなることってありますよね。いやないのか?私はよくありました。嫌いになった人の言動や行動を考えたくもないのに何度も反芻してしまう時期が何度となくありました。あんまり悩まず生きていきたい。悩み事の対抗案だってたくさん持ってたい。椎名林檎がキラーチューンで言うみたいに「贅沢は味方」かもしんないけど、「ほんとに欲しいものは目立って売り込まれてるわけないだろう」(やさしい哲学)っていうのが生々しいところかな、と思います。
 ハローハロー、私は切り絵との出会いのおかげで人生随分気ままに過ごせてこれた幸運な愛知県在住の30代男性です。突然ですが散文を書いてみます。元々さ、このnoteの一番やりたかったことがこの散文も小説もエッセイもなんでもござれな自分なりの文体を手に入れることだから、気ままにちょっと書いてみます。

人生に途方もなく悩んだら

 もうダメだ、無意味に壁に穴をあけてしまった
 月は真っ白な表情で空に張り付きボクを見張っている
 人生は見張られるか、見守られるかの2つの道しかない
 その2つは選ぶことさえできずただただ運命に翻弄される
 人の在り様が表裏一体なものばかりであるのなら、
 ボクの人生は明るい世界で輝いている人生の裏面だろう
 今日、空も海も青ざめて、
 血の気を失った世界で自分で自分を刺したい衝動と戦っている
 対人スキルなんぞあるわけもないボクのこの性格は、
 遺伝だろうが後からなったかなんてどうでもよくって、
 いっそ負のループの負の部分がもっと極まって、
 簡単に死の淵へダイブ出来たらよいのにな。

 でも、人生の恐ろしさに震えていたような時も、
 子どもの頃は寝れば忘れてたんだよな。
 人生の残酷さに乾いた笑いをかみ殺すような時も、
 子どもの頃は汗かいてたら忘れていたりしたんだよな。
 何でもないようなことで今ボクは必死に悩んでる。
 いつからこうなった、いつから人生壊れ始めたんだ。

 嫌な気分を飲み下すためのアルコールも備蓄しないで、
 クソ真面目に昼間に言われた陰口を脳内で反芻してる。

 ボクはボクとして生まれてこなけりゃよかったな。
 ボクはボクがボクであることに絶望しているのだから。

 なんかさー、人生に絶望しているときに世の中に出回っているハウツーほど受付け難いものはないよね。すごく悩んでいるときに人生訓を聞かされるストレスたるや半端じゃない。でも私たちは嫌というほど苦しい時に限ってマウントを取られ無理ゲーの人生訓を聞かされて頭痛が止まらなくなるようなことが多い。これいかに、と私は思う。
 人生に物凄く悩んじゃった時ってもうなんというか、理屈じゃないじゃないですか?なのに繊細過ぎる性格が苦しみの原因だとか、親との関係を見直せば状況は改善するだとか、うるせーよって思うことありません?人生改善してあげたいって本当に私に対して思うなら貯金通帳に100万円振り込んでください、そっちの方がよっぽどいい。そんな状況の方、多いんじゃないかな?
 そんなひねくれた考えの私でも感心したハウツーは、

【悩んだ時は運動でもしていたら案外忘れるんじゃない?たまには酒でも飲んじゃうとかさ。】

 こういうこと言われると気楽になれます。躁うつ病患者の私は酒を飲むことに物凄く抵抗があるからかもしれません。普段からお酒を飲んでて依存気味な方には効かない言葉かも?
 んで、すごく悩んだ時にこういう言葉かけられたらどうでしょう?

【あなたが例え犯罪を犯しても私は力になるよ。悩んだ時は必ず相談してきて。怒ってしまうかもしれないけ
ど、それはあなたを想ってのことだから】

 こういう言葉が理想形の人も多いんじゃないかな。要するにさ、悩み事が解決するときにハウツーたちは全然必要ないって思います。自分の人生の道のりで出会った大切な人に言われる大切に思ってくれている言葉、コレだけが薬になるような気さえします。
 あと、私が考えるとすごく気が楽になる言葉があるので紹介します。

【人生、嫌われてもいいようなどうでもいい人が9割】

 これって悩んでいるときに考えると案外楽になれるんじゃないかなって思う。悩むほどもないどうでもいいことで悩み始めてだんだん深い悩みになっていって足をからめとられてしまうのが悩み事の道筋のような気がします。もちろん、突然の最愛の人の事故など、私の未体験ゾーンの悩み事もあるけれど。
 私は何か大きな悩みに遭遇したら、その出来事と向き合う時は【自分の人生じゃなきゃこの悩みはないのだから、自分自身で編み出した解決策が一番良い】と思うし、効果的なのは【悩み事と向き合わない時間をしっかりつくる】ことだと思います。
 あぁ、なんかすごい良いこと言いまくった(笑)
 最後に私が好きな詩のゲシュタルトの祈りを貼っておきます。
 この詩の翻訳全然見つからないんだ。記憶に焼き付けておいてよかったなと思います。

ゲシュタルトの祈り
 私は私のことをします。
 あなたはあなたのことをします。
 私は私、あなたはあなたです。
 私はあなたの期待に沿うために生きているのではありません。
 そしてあなたもまた、私の期待に沿うために生きているのではありません。
 しかし、もし私たちの心がたまたま通い合ったのなら、それは素晴らしいことです。
 通い合わなかったとしても、それは仕方のないことです。

 私は19歳の時にひどい躁うつ病を患っているのですが、その時から私を支えてくれている大切な詩です。
 最後まで読んでくれてありがとう。今日もお達者に!✨

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