資料はMECEにしてくれ_2023_08_16
今日は仕事をしていた記憶しか無い。
ドキュメントの整備や、相談事の内容を整理していた時間が長かった気がする。
ドキュメントは書いてアップロードするだけでなく、どの階層にあるか、他と重複していないか、その資料に必要なものがすべて記載されているか?など、気をつけないといけないことが多い。いわゆるMECEになっているかどうか?というのを、自分はかなり重視しているからだ。
MECEになっていないドキュメントは読み辛いだけでなく、作業する上で混乱や、ディスコミュニケーションを避けるためにもとても重要だと思っているのだが、自分の経験上それらが正しく整理されているのは稀な気がする。
自分が経験したゲーム会社では、複数の人間が同じセクション内で使用するドキュメントを共同で作成することも多いので、重複や漏れが発生し、プログラマやアーティストなどの作業者から指摘や確認のミーティングがよく発生するのを見かける。
また、資料を作成する人員がこのような概念(フレームワーク?)を理解していないことも多く、組織やプロジェクトでその辺のガイドラインなどは基本的に存在しない。
開発中にドキュメントに文句を言う、という場面はよく発生する割に、ドキュメントの作成手順が適当だったり、そもそも改善しようという働きが経験上、弱い傾向にあると思う。
自分もこういったドキュメント作成の手法に特別詳しい訳では無いが、プログラマは普段から抽象化や階層化を考えているので、それらの思考に慣れていないであろう人間が書いた資料はストレスが溜まりやすい。
こういうのって改善するのが難しい気がする。どう考えてもクソなドキュメントだったとしても、これがここの文化だからとか、覚えるのが面倒だからとか、そういう問題にあたって何も改善されないという現場を見てきたし。
そもそもドキュメントを書くこと自体を軽視することもある。どうせ仕様変わったら書き直しじゃん!みたいな。
別に完璧であることを求めてはいないし、相談自体は構わない。それでもチームでドキュメント作成に関するガイドラインくらいは設定したほうが良いのではないだろうか?
お前が明日死なない保証はどこにもない。
残された人間に待つのはクソでオーパーツじみた実装物だけだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?