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堂々の完結!「腸よ鼻よ10巻」島袋全優

こんばんは、となカエです。

とうとう最終巻です。
感慨深い…

あ、作者さん生きてますのでご安心ください。

この内容を、ギャグに昇華できる腕前と、持ち前のポジティブ思考に脱帽です。
本当にお疲れさまでした。

全国の消化管内科・外科病棟に置いてほしい。


作品内容

『腸よ鼻よ』連載の裏で繰り返されていた入院&手術の全貌がここに!?

「潰瘍性大腸炎」により大腸を全摘してからも、難治性瘻孔のため治療を続けていた不死鳥・島袋全優。

『腸よ鼻よ』の連載もスタートし意気軒昂の全優だったが、瘻孔が再発し手術のため入院、連載開始早々に休載という「闘病ギャグエッセイ漫画」にふさわしい(?)伝説を作ったのだった。

全優は、これからのことを考え沖縄から三重に引っ越しを敢行するが、引っ越し翌日に腸閉塞を起こし、またしても入院し再手術を行うことに……。

手術は無事終わり一旦は平穏を取り戻したかに見えたが、その後も体の不調が全優に襲いかかる。

入院&手術が繰り返され『腸よ鼻よ』も休載が頻発、ついに打ち切りの可能性が――。

『腸よ鼻よ』、そして島袋全優はどうなってしまうのか!? 闘病ギャグエッセイ、ここに堂々の完結!

amazonより



感想★ネタバレあり★


前半、不幸のオンパレードがすぎる。

引っ越し初日
→地震
→腸閉塞(イレウス)
→タクシーで行こうにも、断られる
→結局、救急車を呼んだが、20分待機
→即、入院

これ、1日で体験してるんだぜ…
地震だけでお腹いっぱいよ…

今までの経験で「これ、腸閉塞だ」ってわかっちゃってるあたり、なんかもうね…てかタクシーより先に救急車呼ぼうよ…

入院に慣れ過ぎてるせいなのか、元々の性格なのか、
入院中(手術あり)なのに、2週間後の旅行の心配してるメンタルが凄い。
ほんと作者さんの生きる楽しみに全力なところ尊敬するし、元気付けられる。
そうゆう作品に仕上げるために、色々辛い話は省いたんだろうな…。

そして、手術慣れすぎて結構な手術したのに、その流れをこのページ⏬で終わらせる豪胆さ。

2万はでかい。(10巻より引用)

腸閉塞とストーマ閉鎖手術。
2つしてる。
それを最初のコマで終わらせてる。
うん、過去にも描いてるもんね。
でも大層なことだと思うんだ。
それよりも「2万のチケットが気になった」ってとこに力入れてるのが流石ギャグ漫画。

途中出てきた担当変更の話、AIロボットのページは困惑した。
どの感情で読むのが正解なんだ…
恐らく、担当者と合わなかったってことかな…

最後、どうなるんだろうとソワソワしながら読みました。
X(旧Twitter)で、生存確認はしていましたが、
「果たして体調は?!」って気になってました。

「20回以上入院してたが、現在4年以上入院なしで通院のみ」
との内容で完結してました。

突然入院なしまでの体調に何故なったのかが謎(多分ご本人も謎)だけど、増悪がなくて何より!

島袋先生!本当にお疲れ様でした!


まとめ

この作品は、最初 LINEの無料マンガで出会って、
そこから単行本購入に至ったものでした。

巻数が出るたびにハラハラしながらも、ギャグ漫画なので笑わせてもらいました。

実は前作の「蛙のおっさん」も読んだことありました。
どこで読んでたかは、もはや遠い記憶なのであやふやですが、
作中で「蛙のおっさん」の作者さんだったことを知ったときに驚きました。
闘病しながら描いてたのか。

アプリ漫画の裏側についても描かれてて、自分が好きな漫画をどうやって応援したらいいのかもわかりました。
自分ができる形でちゃんと応援しよう。

そして、何回でも言う。
全国の病院に置いてほしい。

関連書籍・商品

表紙で主人公が持ってる盾みたいなやつは《ストーマパウチの面板》だそうです。
あと、お父様の体重はパンダと同じくらいだそうで、お陰様でパンダの体重を覚えました。


作中で、三重県に引っ越し&海老せんの話が出てきたのでついでに。
この海老せん、職場のお土産で食べたことあるけど、ほんと美味しかった。


このマンガを闘病中に描いてたのか…
すごい…





ここまで読んでいただき有難うございます。 少しでも良かったと思ったり、これからを応援頂けるようでしたらサポート頂けるととっても嬉しいです。 いただいたサポートは私の生きる糧(心と体の栄養)となります。