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【この嘘がばれないうちに】川口俊和

こんばんは、となカエです。

本を読みたいけど、睡眠は削りたくない。
でも読みたい。
そんなジレンマに最近悩まされてます。


この読書感想の続き物です▼

あらすじ

愛する人を思う気持ちが生み出した、
不器用で優しい4つの「嘘」。

「過去にいられるのは、コーヒーが冷めるまでの間だけ」
不思議な喫茶店フニクリフニクラにやってきた、4人の男たち。
どうしても過去に戻りたい彼らの
口には出せない本当の願いとは……?

45万部を突破した『コーヒーが冷めないうちに』の7年後を描く、
期待の新刊がついに発売!

・・・・・・

とある街の、とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという。

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
  その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
  そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ

めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名は、フニクリフニクラ
あなたなら、これだけのルールを聞かされて
それでも過去に戻りたいと思いますか?

この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡。

第1話 22年前に亡くなった親友に会いに行く男の話
第2話 母親の葬儀に出られなかった息子の話
第3話 結婚できなかった恋人に会いに行く男の話
第4話 妻にプレゼントを渡しに行く老刑事の話

あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

Amazonより


感想

どれも泣く。
オトバンクは、基本的に通勤時に聞いてるんだけど、電車の中で泣かされて一人怪しい人になってしまったわ。

相手を想った嘘ほど、どれだけ「相手を大事にしてるのか」を感じてしまう。

どれもこれも皆に幸あれと願わずにはいられない。

第3話は、未来に行くお話。
「え!?未来にも行けるの!?」と驚いてしまった。
これは片方が嘘をつくのではなく、
お互いが嘘をつくのだけれど、もう、ほんと、なんでやねん。。。

どれも甲乙つけがたいお話たちだけど、
強いて言うならば
《第4話 妻にプレゼントを渡しに行く老刑事の話》
が、一番好き。

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