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保護猫カフェのお客さんに気付かされたこと。

今日はいつもの猫達の様子はお休みしまして。

昨日、保護猫カフェにお手伝いに行ってきて思ったことを書きたいと思いました。
 

『猫カフェ』ではなく、『保護猫カフェ』に行こうと思う人はどんな人でしょうか。

まずは当然、
猫を飼おうと思っている人。

新しく猫さんを家族に迎えるなら保護猫をと考えてくれる人が増えてきています。

テレビで池崎さんや坂上さんなど、芸能人が保護猫活動をしているのを目にするようになったことは、大きく影響していると思います。

テレビで見たのをきっかけに、近所で保護猫活動をしている団体を調べて、行ってみようと思ったという話を実際に聞きますし。
 

そういった人の中には、初めて猫を飼うので、何を準備したらいいかわからないんですけど…という人もいますが。
経験豊富なスタッフが、猫を飼うにあたっての心づもりから、事前に準備する事や物品、猫が家に来てから慣れてもらうまでの飼育方法など、丁寧に教えてくれます。

爪切りはどうやってやるんですか?とか、うまくできないんですけど…。という場合は、保護猫カフェにいる猫達に協力をしてもらって、実際に爪切りをして見てもらうこともあります。

どの猫がいいか迷ってしまう時は、
のんびり過ごしたいのでおとなしい猫がいい。
とか、
いっぱい遊びたいので活発な猫がいい。
とか、
先住猫がいるので仲良くできそうな猫がいい。
とか。
希望を伝えるとオススメ猫を教えてくれます。

成猫が多くて、普段からお世話をして1匹1匹の猫の特徴をよく知っている、保護猫カフェならではの特権だと思います。

何でも聞いてみるといいと思います。
 

次に多いのは、
保護猫活動に貢献したい人。

里親として保護猫をお迎えすることはできないけれど、猫達のために何かできることをしたいと思ってくれる人がたくさんいます。

保護猫カフェに来て支払っていただいた入場料や、グッズを購入していただくことで、猫達のご飯や医療費になります。

猫達と触れ合っていただくことで、猫達の喜びやストレス発散になりますし、人が苦手な猫達の人なれ訓練になります。
 

団体によっては、飼う予定のない人はお断りという所や、そこまでの対応はできませんという所もあるようなので、確認は必要です。
『保護猫カフェ○○』『保護猫ハウス○○』などと看板を掲げていて、入場料を支払うシステムの所は、アットホームな所が多いので大丈夫な気がしますが。
 

わりと多いのが、
保護猫を家族に迎え入れてくれた里親さん。

こんなに慣れてくれました!
元気にしています。
と、報告をしてくださったり。

こんな事をするんですけど、こちらにいた時もそうだったんでしょうか?
など、相談をされたり。

もう1匹家族にと考えていたり。
 

譲渡したらそれで終わりではなく、その後も関係が続くことが多いです。

譲渡されていった猫さん達が大切にされていることがわかって安心できますし、幸せそうな写真を笑顔で見せてくださって。
幸せのおすそ分けをいただけて嬉しいです。
 

そして、昨日気づいたのが、
飼っていた猫さんを亡くされた人。
残ってしまったフードやトイレ用品などを使ってくださいと寄付してくださったり。

さみしくて、猫に会いたくなってしまった。

今はまだ次の猫を迎える予定はないけれど、いずれは…と考えていたり。
 

スタッフが声を掛けると、
「じつは最近…」
と、話をしてくださいます。

ひとりで抱え込んでいたり、家族や友人には言い難いことも、第三者には言い易かったりします。

いなくなって悲しい思いや、病気になって大変だったこと、楽しかったこと、話すことで気持ちの整理ができます。

経験豊富なスタッフは、猫と暮らす辛さも幸せも知っているので気持ちに寄り添ってくれます。

優しくて温かい猫達も実際に寄り添ってくれます。

ペットロスで辛い思いをされている人は、保護猫カフェに行ってみるのもいいかもしれないです。
 

私は、先代の猫を亡くした経験と、看護師として病気の人や人生の終末期にはたくさん関わってきました。

でも、猫に関してはまだまだ経験が浅く知らない事がたくさんあるので、猫ボラ先輩や猫師匠から学ばなければ!と改めて思いました。 
 

大切な家族を亡くされた後、
「もっとしてあげられることがあったんじゃないか…」
と、後悔を口にされることがあります。
猫でも人でも。

そんな時、私はいつも思うんです。

一緒にいただけで充分です。

たとえ息を引き取るその瞬間に一緒にいなかったとしても。
一緒に過ごした時間。
それだけで。

どうしても後悔の思いが消えない時は、

時々思い出す。

それが、亡くなってしまった後でも大切な家族のためにできること。
そう考えます。

 
あとがき?
じつは、私は人と喋ることが苦手です。
意識して頑張らないと、人の目を見て喋ることができません。

苦手ですと言い切れるほど、自分でそう思ってしまっているので、なかなか克服できずに今まできてしまいました。

看護師をしているくらいなので、人が苦手なわけではありません。

咄嗟に言葉が出てこない、思った事や感じた事をちょうどいい言葉にできない、から苦手なんだと思います。

だから、時間をかけて言葉を選べる、こういう文章の方が好きです。


これから起業しようとしているので、
いろんな場面で自分の思いを喋る機会が増えるだろうし。
今までより更に人との関わりを大切にしていきたいし。

猫修行と同時にお喋り修行もしないと!

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